ポイントガード

リードオフマン的ポイントガードを獲る!

今回は『B.LEAGUE#LIVE2021』で活躍が期待されるポイントガードを紹介していこう。

ポイントガードはコート上の監督、司令塔としてセットを組み立て、時にはドリブルからリング近くでのシュートや3ポイントシュート、アシストを行う。近代バスケットにおいては攻撃の中心となることが多いポジションである。求められるスタッツは得点、フィールドゴール成功数(FGM)、フィールドゴール成功率(FG%)、フリースロー成功数(FTM)、フリースロー成功率(FT%)、3ポイント成功数(3FGM)、3ポイント成功率(3FG%)、アシスト(AST)と多岐に渡る。

ボールを保持する時間が長いポジションであるため、ターンオーバー(TOV)が増える傾向にある点に気をつける必要もあるだろう。

今ドラフトすべきポイントガードTOP5(しんたろう調べ)※3月3日時点

第5位 キーファー・ラベナ(滋賀レイクスターズ)

試合数(G)29
プレータイム(MP)25.4
得点(PTS)12.7
3ポイント成功数(3FGM)1.48
3ポイント成功率(3FG%)33.9%
フィールドゴール成功数(FGM)4.21
フィールドゴール成功率(FG%)41.4%
フリースロー成功数(FTM)2.83
フリースロー成功率(FT%)78.1%
オフェンスリバウンド(OR)0.2
リバウンド数(TR)1.8
アシスト(AST)5.9
スティール(STL)1.5
ブロック(BLK)0
アシストとターンオーバーの比率(A/TOV)2.8
※この数字が高いほど優秀

2月末と3月2日に行われた代替試合において大きく数字を伸ばしてTOP5にランクイン。決定率は上がってきているが、3PTは今後に期待。ペイントアタック能力に秀でており、FTMとFT%もさることながら、ボールムーブを重視する滋賀のバスケットも手伝ってASTも5.9と高い。STL1.5は紹介した5選手の中でトップ。

第4位 藤井祐眞(川崎ブレイブサンダース)

試合数(G)33
プレータイム(MP)26.0
得点(PTS)13.7
3ポイント成功数(3FGM)1.58
3ポイント成功率(3FG%)34.0%
フィールドゴール成功数(FGM)4.42
フィールドゴール成功率(FG%)44.8%
フリースロー成功数(FTM)3.24
フリースロー成功率(FT%)79.9%
オフェンスリバウンド(OR)0.6
リバウンド数(TR)2.1
アシスト(AST)5.5
スティール(STL)1.4
ブロック(BLK)0.1
アシストとターンオーバーの比率(A/TOV)2.6

みんな大好き、ビンビこと藤井祐眞選手。いつの間にかここにいて、いつの間にかあそこにいる選手。タフでハッスルなプレースタイルでここ数年では得点能力も向上。PTS、FGMが高く、ペイントからリムショットが多いため特にFTM 3.24が効いている。STLも高く藤井選手らしさが見えている。

第3位 齋藤拓実(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)

試合数(G)30
プレータイム(MP)23.5
得点(PTS)11.8
3ポイント成功数(3FGM)1.57
3ポイント成功率(3FG%)42.7%
フィールドゴール成功数(FGM)4.27
フィールドゴール成功率(FG%)47.6%
フリースロー成功数(FTM)1.73
フリースロー成功率(FT%)91.2%
オフェンスリバウンド(OR)0.8
リバウンド数(TR)2.3
アシスト(AST)5.9
スティール(STL)1.0
ブロック(BLK)0
アシストとターンオーバーの比率(A/TOV)3.68

昨シーズンはペリメーターの期待値が3ポイントを上回った稀有な選手であったが、今シーズンは3ポイント成功率とアシストが向上している。3FG%、AST、そしてTOVも低いため A/TOVが特に秀でている。PTSとFGMが低めなため、そこは他のポジジョンで補完が必要だろう。

第2位 安藤誓哉(島根スサノオマジック)

試合数(G)32
プレータイム(MP)32.6
得点(PTS)15.7
3ポイント成功数(3FGM)2.63
3ポイント成功率(3FG%)37.2%
フィールドゴール成功数(FGM)5.69
フィールドゴール成功率(FG%)44.6%
フリースロー成功数(FTM)1.72
フリースロー成功率(FT%)84.6%
オフェンスリバウンド(OR)0.8
リバウンド数(TR)3.1
アシスト(AST)6.5
スティール(STL)0.8
ブロック(BLK)0
アシストとターンオーバーの比率(A/TOV)4.0

島根でブレイクを果たした日本代表ポイントガード。得点能力が高く、併せてASTがリーグ随一の多さと理想的なガードだ。TOVの低さも手伝って、A/TOVがリーグで最も高い。

第1位 ディージェイ・ニュービル(大阪エヴェッサ)

試合数(G)32
プレータイム(MP)33.2
得点(PTS)23.1
3ポイント成功数(3FGM)3.56
3ポイント成功率(3FG%)39.4%
フィールドゴール成功数(FGM)7.56
フィールドゴール成功率(FG%)47.7%
フリースロー成功数(FTM)4.44
フリースロー成功率(FT%)80.2%
オフェンスリバウンド(OR)0.7
リバウンド数(TR)5.2
アシスト(AST)4.6
スティール(STL)1.2
ブロック(BLK)0.2
アシストとターンオーバーの比率(A/TOV)2.3

ニュービルがいれば、大阪はまだやれるとまで思わせてくれる選手で堂々のドラフト1位。得点に関するスタッツは文句なしに高く、個人的には、ペリメーターのショットは46%まで下がるため、理不尽に決まるプルアップ3PTとペイントアタックにより特化してもらいたい。TR5.2と他のポイントガードには無い強みも持ち合わせており、間違いなく活躍できるだろう。強いて言えばASTが比較的低く、TOVが平均2回なためA/TOVが低めになっているところがB.LEAGUE#LIVE2021では若干の不安材料。

B2最高のポイントガード。年末には19PTS、10REB、10AST、6STLとあわやクアドルプルダブルの大活躍。佐賀バルーナーズにおけるオフェンスのうち、何と31%がガルシアで終わるという剛腕ぶり。2位のニュービルと同じくTOVが若干高めだが、ドラフト候補筆頭であることに変わりはないだろう。

その他のドラフト候補としては、総合力が高い河村勇輝、富樫勇樹。3FG%、FG%、ASTが高く、全試合出場の寺嶋良も充分なドラフトポテンシャルを持つ選手である。

※ 言わずと知れたB2最高のポイントガード、レイナルド・ガルシア(佐賀バルーナーズ)は3/1にインジュアリーリストに登録されているため、今回は選外となっている。