ブルズではマイケル・ジョーダン以来となる9試合連続30得点超えをマーク
現地2月24日に行われたホークスvsブルズの一戦は、デマー・デローザンの3点プレーが決勝点となり、ホームのブルズが112-108で勝利した。
デローザンはこの試合でも37得点、フィールドゴール成功率71.4%(21本中15本成功)を挙げ、8試合連続で35得点以上&フィールドゴール成功率50%以上というNBA記録を更新。オールスターブレーク前に伝説のウィルト・チェンバレンを超えたデローザンの勢いはオールスター後も止まらず、ホークス戦でも決勝点を含む12得点を最終クォーターだけでマークして、『第4クォーター男』ぶりを発揮した。
試合は、第4クォーター中盤から突き放そうとしたブルズに対して、ホークスもダニーロ・ガリナーリの連続得点で終盤に逆転するなど一歩も退かず、ワンポゼッションを争うスリリングな展開に発展した。
ガリナーリの得点で逃げ切りを図ったホークスだったが、ブルズは残り46秒にデローザンのジャンパーで107-108に迫る。その後、ホークスのトレイ・ヤングがレイアップを試みたが、アヨ・ドスンムが好守でタフショットを打たせてリバウンドを奪う。そして、ブルズはこのポゼッションをデローザンに委ねた。
ゆっくりとボールをついて敵陣に入っていったデローザンは残り15秒、ボグダン・ボグダノビッチとケビン・ハーターを相手にファウルを誘いつつ、ペイント内で放ったジャンプシュートを成功させて逆転。獲得した1本のフリースローも落ち着いて決めてブルズに6連勝をもたらした。
今シーズンは勝負強さが際立っているデローザンは「あのような場面では、決めにいかないといけない。僕はチャレンジが大好きだし、目の前のチャンスを生かしたい。楽しくやれているよ」と語った。
デローザンはこれで9試合連続の30得点超えとなった。ブルズの選手による1試合30得点超えの連続記録としては、1990年12月25日から91年1月14日まで10試合連続30得点超えをマークしたマイケル・ジョーダン以来の最長だという。
歴史的なパフォーマンスを続けるデローザンを間近で見ているドスンムは「彼は勝ちたいんだ。いつだって正しいプレーを選択している」とコメント。今シーズンのブルズは、全員がチームを優先するアンセルフィッシュなチームとして評価されているが、ドスンムは「デマーはどのタイミングでセルフィッシュなプレーをすべきかを分かってやっている」と、勝負を決めたリーダーを称えた。
「チームにとって点が必要な時間帯を分かっていて、彼は少しだけセルフィッシュになる。いつだってチームに点をもたらしてくれる」