チームを牽引するガーランド、アレン、モーブリーを褒め称える
レブロン・ジェームズが去った2018年以降は19勝、19勝、22勝と低迷していたキャバリアーズが、今シーズンはシーズン半ばにして30勝19敗で東カンファレンス4位に位置し、今シーズンのサプライズチームとなっている。
今シーズンから加入したベテランのリッキー・ルビオが若手が多いチームをプレー面でも精神面でも引っ張ってきたが、12月末に左膝前十字靭帯の断裂の重傷を負い戦線離脱に。すでにコリン・セクストンも左膝半月板のケガで離脱していたため、開幕序盤の勢いを維持するのは難しいかと思われたが、キャブズはルビオ離脱後も10勝5敗と快進撃を続けている。
ルビオ離脱後にトレードでキャブズに加わったラジョン・ロンドは、チームを牽引する司令塔のダリアス・ガーランド、そしてフロントコートで奮闘しているジャレット・アレンとエバン・モーブリーを称えた。
中でもモーブリーについては「彼は得点に絡んでいなくても、コート上の多くのことをコントロールできる選手だ。これまでプレーした中で最も才能あるルーキーかもしれない」と褒め称えた。
2021年のドラフト全体3位指名でキャブズに加入したモーブリーは、ここまで出場した41試合すべてで先発を務め、平均15.0得点、8.1リバウンド、1.7ブロック、フィールドゴール成功率50.8%を記録して、チームの勝利に貢献している。
モーブリーのことを「最も才能あるルーキー」と称えたロンドだが、一方で「今まで見た中で最も静かなルーキー」とも語った。「彼はアンセルフィッシュなんだ。数字やルーキー・オブ・ザ・イヤーを狙っていない。彼はただ、ゲームの流れの中でプレーして、必要な時にシュートを決めて、コーチが求めることをすべてやっている」
こうモーブリーを称えたロンドは、同じくフロントコートで奮闘しているアレンについても「彼がどれだけ素晴らしいチームメートであるかは、いくら話しても足りないよ」と言う。「彼は文句を言わずに自分の仕事をする。ボールをもらえなくても文句を言わないんだ。ただやるべきことを実行してくれる。チームにはハードワーカーがたくさんいるから一緒に仕事をしたり、プレーするのはすごく楽しい」