熊本一筋、チームの精神的支柱として重宝された

熊本ヴォルターズが5月20日、本村亮輔が2024-25シーズンをもって現役を引退すること発表した。

佐賀県出身、現在28歳の本村は182cm92kgのシューティングガード。日本大在学中の2018-19シーズンに特別指定選手として加入して以来7年間、熊本一筋でプレーし、2022-23シーズンからはキャプテンにも就任していた。

本村は2023年2月4日の西宮ストークス戦で頭部を負傷し、軽度の脳しんとうと診断された。Bリーグが定める段階的復帰プロトコルを経て復帰したが、同年10月14日の福島ファイヤーボンズ戦で再受症し、その後インジュアリーリストに登録された。不屈の精神で、そのシーズン中に復帰を果たすと、今シーズンは初戦から先発出場を務め、キャリアハイに近い44.4%の3ポイントシュート確率を記録していたが、12月29日の山形ワイヴァンズ戦以降は欠場が続いていた。

本村はクラブを通してコメントを発表。「ここ2年は脳しんとうを起こして色々な事を悩み、考えていた」と苦悩を明かし、「もっとヴォルターズの選手としてバスケットがしたかった」と正直な思いを吐露。23年間におよぶバスケットボール生活を支えたさまざまな人々への感謝のメッセージを綴っている。