エルトン・ブランド

写真=Getty Images

ジミー・バトラーの獲得を検討という噂も

セブンティシクサーズの新GMに就任したエルトン・ブランドが、現在の戦力について言及した。

『ESPN』の番組に出演した際、ブランドは、フリーエージェント選手の獲得より、まず生え抜き選手の育成が重要と主張。「若い選手を育てて、彼らがチャンスを生かせるようにしないといけない。周りはフリーエージェント選手の獲得についてばかり言うが、それ以外の方法もある」と語ったブランドは、「チームにはスーパースター候補がいるかもしれないじゃないか。マーケル(フルツ)、ダリオ(シャリッチ)がスーパースターになれる可能性だってある」と、続けた。

その一方で、ブランドは「優勝するにはあと1ピース足りないと思っている」とも言う。「ジョエル(エンビード)とベン(シモンズ)に聞けば、『戦力は十分』と言うだろう。彼らは、それだけの責任を持ってやっているからね。2人は聞きたくないだろうが、優勝するにはあと1ピース必要だ」

シクサーズは、ティンバーウルブズにトレードを要求したジミー・バトラーの獲得に関心を持っているとも言われている。ブランドの発言を聞く限り、フルツやシャリッチを放出してまでバトラーを取りに行くとは考えにくいが、NBAでは何が起こっても不思議ではない。ひょっとすると、GM就任後初の大仕事が、水面下で進んでいるのかもしれない。