八村塁

『個人的理由』で合流が遅れた八村、開幕から2カ月でいまだ出場なし

ウィザーズの八村塁は『個人的理由』によりチームへの合流が遅れ、調整を続けているためにチームが33試合を消化した今もまだコートに立っていない。絶対的エースのブラッドリー・ビールを軸に、新戦力のカイル・クーズマやスペンサー・ディンウィディーの活躍でロケットスタートを決めたものの、選手たちに疲れが見え始めた12月には4勝8敗と失速している。

そんな中、八村の調整はスローペースながらも着実に進んでおり、ヘッドコーチのウェス・アンセルドJr.が「準備が整ってきた。タイミングを見計らって試合で使いたい」と語る段階まで来ていた。実際、出場こそないものの直近の2試合ではベンチ入りしている。

ところが、このタイミングで健康安全プロトコル入り。NBAではリーグ内での新型コロナウイルス感染防止のために、検査で陽性反応が出た場合はもちろん、陽性が出た人物と接触するなど細かいケースごとに定められた自主隔離を科すルールを定めている。このルールは最近になって改訂され、ワクチン接種済みで症状がなければ、10日間だった隔離期間が6日になる。

ただ、少なくともしばらくは八村は試合出場だけでなくチーム練習もできなくなり、戦線復帰は先延ばしとなる。

ウィザーズではビールが直近の2試合を健康安全プロトコル入りで欠場しており、今回は八村だけでなくモントレズ・ハレル、ケンテイビアス・コルドウェル・ポープ、アーロン・ホリデー、ハウル・ネト、アンソニー・ギル、トーマス・ブライアントも健康安全プロトコル入り。間もなく始まるヒートとの試合では、苦しい戦いを余儀なくされる。