今年のドラフト全体6位指名で、ルーキーイヤーから先発に定着
サンダーのジョシュ・ギディが、現地12月26日に行われたペリカンズ戦で珍しいスタッツを記録した。フィールドゴール8本中0本に終わって無得点ながら、10リバウンド10アシストのダブル・ダブル。無得点でのダブル・ダブルは、1971年にシンシナティ・ロイヤルズ(現サクラメント・キングス)に所属したノーム・ヴァン・ライアーが達成して以来NBA史上2例目という非常に珍しいものだ。
ヘッドコーチのマーク・ダグノーは、今年のドラフト全体6位指名で、ルーキーイヤーから先発に定着しているギディーについて、117-112で勝利したペリカンズ戦後にこう答えた。
「レギュラーシーズンの82試合すべてに出て、プレータイムも長い選手となれば、調子が良い時期も悪い時期も経験するものだ。リズムに乗れている時もあれば、痛みを抱えながらプレーするケースもあるし、自分のシュートが全く決まりそうにないと感じる試合もある」
「そういう時のために、自分自身が信頼できる技術を身に着けないといけない。ジョシュの場合、それができていると思う。長いプレータイムを与えられる選手がどの試合でも安定して結果を残すには、確たる技術が備わっていないといけない。彼は自分のシュートに腹を立てているだろうけれど、誰も彼を責められない。いつも良いことばかりではないさ」
ギディーは得点こそ好不調の波があるものの、リバウンドとアシストは安定しており、直近5試合で4勝を挙げたチームに欠かせない戦力となっている。今は『曲者』的な存在だが、これでスコアリングを改善させられれば、多くの試合でトリプル・ダブルを狙えるオールラウンダーに進化するかもしれない。いずれにしても再建期のサンダーにとっては、今後のチームを支える若手がまたも台頭したことになる。