写真=Getty Images

ブレイザーズは3連勝、エースのリラードは30得点の大活躍

現地10月11日にステイプルズ・センターで行なわれたトレイルブレイザーズvsレイカーズのプレシーズンゲームは、オーバータイムの末にブレイザーズが109-106で勝利した。

ブレイザーズのエースであるデイミアン・リラードが、若手主体の『ヤング・レイカーズ』を相手に格の違いを見せつけた。第3クォーター残り7分51秒からわずか2分45秒の間に一挙15得点を一人でマークし、ゲームハイとなる30得点を記録。

リラードがベンチに下がった第4クォーターは、一転して点の奪い合いとなる。レイカーズは残り1分17秒にディアンジェロ・ラッセルのドライビングレイアップで99-97と勝ち越し、プレシーズン2勝目を目前とするも、そのラッセルのファウルで手中に収めていた勝利をこぼしてしまう。

ブレイザーズはこの好機を逃さず、パット・カナンがフリースロー2本を決めて99-99の同点に追い付く。レイカーズはラッセルが残り30秒から立て続けに3ポイントシュートを放つも決まらず、試合は延長戦へ。

ラッセル、ジョーダン・クラークソン、ジュリアス・ランドルという主力をコートに送ったレイカーズだったが、違いを生み出したのはセカンドチームを投じたブレイザーズだった。ブレイザーズは、1点ビハインドの場面で迎えた残り1分34秒から、カナトンのレイアップ、ジェイク・レイマンのフィンガーロール・レイアップ、ノア・ヴォンリーのダンクを立て続けに決め、逆転でプレシーズンの連勝を3に伸ばしている。

ブレイザーズでは、今年3月に左肩の手術を受けたマイヤーズ・レナードが実戦に復帰。20分の出場で11得点6リバウンドと上々の数字を残した。

若手主体のレイカーズも3点差まで詰め寄る粘りを見せられたのは収穫と言える。それでもディフェンスではブレイザーズの方が一枚上手。オーバータイム終盤に逆転されてから1本もオフェンシブリバウンドを奪うことができず、セカンドチャンスを作れなかった。

レイカーズでは、クラークソンが15得点、ニック・ヤングが14得点、ジュリアス・ランドルが13得点13リバウンド、ラッセルが12得点。新人ブランドン・イングラムは5得点2リバウンドを記録した。

勝ちきれなかった『ヤング・レイカーズ』。終盤のゲームコントロールに不安を残すも、今後に期待が持てる内容だった。