指揮官は「彼はみんなより調整期間が必要になる」
レイカーズは現地10月19日のウォリアーズとの開幕戦を114-121で落とした。
レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスの両エースはゲーム序盤から好調で、レブロンが34得点11リバウンド5アシスト、デイビスが33得点11リバウンドを記録した。しかし、今シーズンからレイカーズに加入したラッセル・ウェストブルックはチームと噛み合わず、本来のパフォーマンスを発揮できなかった。35分の出場で8得点に留まり、出場していた間の得失点差を表すプラスマイナスはワーストの−23となるなど、苦いデビュー戦となった。
指揮官のフランク・ボーゲルは「この2人は華々しかったね」とレブロンとデイビスを称えた一方で、ウェストブルックについては「彼は、みんなより調整期間が必要になる」と語った。「彼は我々のカルチャーやシステムに入ってきたばかり。そういう意味では新人だから、自分のやり方を見つけなければいけない。常にボールを持っていることに慣れていると、レブロンやAD(デイビス)とプレーするのは難しいと思う。彼は我々にとって素晴らしい存在になるだろうが、アジャストする時間が必要だ」
また、レブロンは試合後のロッカールームで落ち込むウェストブルックを励ましたと明かした。「ラスには『家に帰ってコメディでも見ろ』と伝えたよ。彼は自分に厳しい人間だからね。『そんなに自分に厳しくしなくていい。これは1ゲームにすぎないんだから』とも言ったよ」
こう語ったレブロンは「新しいシステムに適応するのは大変なことさ」と続けた。「同時に自分の力を高いレベルで発揮して、チームに適応しなければならない。チームが勝つために必要なことはなんでもやるし、そのためには僕たち3人がフィットしなければいけない」
また、レブロンは「ロサンゼルス出身の彼は、子供の頃からレイカーズを見て育ったんだ。そんな彼がレイカーズのジャージーを着て、ステイプルズ・センターに足を踏み入れたんだから、いろいろなことが頭をよぎったんじゃないかな」と、ウェストブルックを擁護した。