手薄かと思われたインサイド陣に光明
9月4日、横浜ビー・コルセアーズはエドワード・モリスの帰化申請が認められたことを発表した。
アメリカ出身、203cm98kgのモリスは大学卒業後、スペインでキャリアをスタートさせた。2011年に信州ブレイブウォリアーズ(bjリーグ)に入団すると、その後7年間日本でプレーし続けた。Bリーグが開幕した2016年から2シーズンは、B3の八王子トレインズに所属し、昨シーズンは21.1分間の出場で平均11得点7.3リバウンド2.2アシストを記録した。
今夏に横浜へと移籍。開幕を前に晴れて『日本人』となったモリスは、クラブの公式ホームページに以下のようにコメントしている。
「帰化できたことに対しての感謝の気持ちを、言葉にすることができないほどの喜びを感じています。日本人になれたこと、日本の市民として生きていけることに喜びを感じています。日本人になる道のりは長く、時にストレスを感じ、いらいらすることもありましたが、やっとその心配もなくなりました。日本国籍で試合に出てチームを助けられるよう、ベストを尽くしていきます」
3年目を迎えるBリーグは、『外国籍選手の試合登録は2人まで』とレギュレーションが改正された。そのため外国籍選手を3人抱えたとしても、実際試合に出れるのは2人までとなっている。ただし外国籍選手とは別で帰化選手の出場は可能となっており、帰化選手が所属するチームはそれだけで大きなアドバンテージを持つことになる。
そうした背景もあり、開幕直前でモリスの帰化が通ったことは、横浜にとって大きな戦力アップとなる。チャールズ・ガルシアとアマンゼ・エゲケゼの外国籍選手2人と小原翼だけでなく、モリスを加えた4人でインサイドのローテーションを回せることは、長いレギュラーシーズンを戦い抜く上でも心強い。
また横浜は、9月1日の練習中に負傷したガルシアが軽度の打撲で済んだことも同時に発表した。開幕はもちろん、アーリーカップへも出場できる見込みとなり、横浜に追い風が吹いている。
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