ドンチッチの負担を減らすことができる選手探し
ルカ・ドンチッチというNBA屈指のスーパースターを擁すマーベリックスだが、2011年にNBA優勝を成し遂げて以降の10シーズンはプレーオフに進出してもファーストラウンドを突破できていない。
今シーズンは昨シーズンに続いてプレーオフファーストラウンドでクリッパーズに敗れ、ドンチッチは「同じ相手に負けるのは辛い」と敗退後に語っていた。
そしてシーズン終了後には、チームを13シーズン率いて球団初優勝をもたらしたリック・カーライルが辞任、新指揮官にジェイソン・キッドが就任し、チームは新たなフェーズを迎えようとしている。
球団としてはドンチッチがいるうちにNBA優勝を成し遂げたく、そのためにはドンチッチの負担を減らさなければいけないのは明らかだ。彼がしなければならないプレーメークやスコアリングの一部を担うことができる選手を獲得する必要があり、ドンチッチがコートにいない時間帯にオフェンスを仕切ることができる2人目のハンドラーを獲得することがチームの優先事項となる。
そんな中で『ESPN』は、マブスがベテランポイントガードのマイク・コンリーやカイル・ラウリーを獲得する可能性があると報じている。
コンリーとラウリーはともに、ドンチッチのようなスーパースターとのプレー経験があるためマブスでもフィットできるだろう。ラウリーはプレー面だけでなく、優勝経験やリーダーシップ力も持ち合わせており、コート外でもチームをまとめることができる選手だ。また、コンリーは今シーズンにはキャリア初のオールスターに選出され、バスケットIQが高いだけでなく今シーズンはフィールドゴール成功率44.4%を記録するなど、33歳になった今も衰えは全く感じさせていない。
もちろん、どちらかを獲得したからといってすぐに優勝候補になるわけではないが、ドンチッチの負担を減らすことができる選手が加われば、チームとしてステップアップできるのは間違いない。改革の時を迎えたマブスがどんな決断を下すのか注目だ。