ギャビン・エドワーズ

高鳴る代表への思い「長い間この機会を待っていた」

バスケットボール男子日本代表は6月16日にフィリピンで開催されるアジアカップ予選に向け、強化合宿を行っている。日本バスケットボール協会はメディア向けに会見を開き、ギャビン・エドワーズが取材に応じた。

所属する千葉ジェッツでBリーグ制覇を成し遂げたエドワーズは「アップダウンのあるシーズンだったけど、チームとしてまとまってプレーできた」と、シーズンを振り返った。レギュレーションの変更もあり、外国籍選手のレベルが年々上がっているが、エドワーズはこうした状況もプラスにとらえている。

「インテンシティは間違いなく上がったし、高いスキルを持っているビッグマンが増えた。タフなマッチアップが多かったけど、チャレンジが好きだから、自分のレベルが上がるようにプレーしたんだ」

エドワーズは代表候補に選ばれることはあっても、実際に日の丸を背負ってプレーしたことはまだない。だからこそ、「長い間この機会を待っていたので、今はワクワク感が強い」と、現在の競争を楽しんでいる。

ワールドカップではニック・ファジーカスが出場し、2月24日に行われたアジアカップ予選のチャイニーズタイペイ戦では、ライアン・ロシターが代表デビューを果たした。エドワーズは2人が持っていない自分だけの強みをこのように説明した。

「彼らはオフェンス面で優れていて、状況判断も素晴らしく得点の取れる選手だと思っている。その中でインサイドでのフィジカルなプレーが自分の持ち味だと思っていて、特にディフェンス面でチームに貢献できると思う。予選でもオリンピックでも対戦相手はフィジカルが強い選手が多いの、自分のフィジカルな部分は貢献できるはず」

どんなスポーツであれ、代表に選ばれる選手は限られており、帰化選手は1人しか代表に入れない。その当落線上にいるのだから、何が何でもその座をつかみたいと思うのは当然だ。エドワーズは言う。「世界でベストな選手やチームと戦えるチャンスがあるのはうれしいこと。どのアスリートも同じように思っていると思う。日本のためにプレーできるのは光栄なことで、以前から望んでいたんだ。これからの挑戦が楽しみだ」