ジェイソン・テイタム

写真=Getty Images

「間違いなく力強くはなっているよ」と自信

セルティックスのジェイソン・テイタムは、2017-18シーズンのルーキーで過小評価されていた選手の一人だった。ドラフト全体3位で指名されたが、NBAレベルに適応するには時間がかかるという評価もあった中、彼は開幕から先発に起用され、年間80試合に出場。平均13.9得点、5.0リバウンド、1.6アシスト、1.0スティールを記録した。

特に、ゴードン・ヘイワードに加えてカイリー・アービングまで欠いたプレーオフでは平均18.5得点にまでスタッツを伸ばし、チームの東カンファレンス・ファイナル進出に大きく貢献した。

NBA2年目のシーズンに向け、テイタムは課題に挙げられているフィジカルの強化に取り組んでいる。『ESPN』とのインタビューで、テイタムはこう答えている。「オフには肉体の強化に重点を置いている。一気に体重を増やすのは大変だけれど、間違いなく力強くはなっているよ。コンディションを維持して、これからも筋力を上げていきたい」

ジムでの肉体改造だけでなく、テイタムはレイカーズレジェンドのコービー・ブライアントとも練習し、フットワーク、ポストムーブの指導を受けた。「いろいろと質問させてもらい、彼の考え方、成功を収めるために何をしたかを教えてもらった」とテイタムは言う。

レブロン・ジェームズが西のレイカーズに移籍した今、2018-19シーズンの東は、セルティックス、ラプターズ、セブンティシクサーズ、ペイサーズ、ウィザーズらによる争いが激化すると見られている。

昨シーズンの開幕戦で重傷を負ったヘイワードが復帰し、今年の4月に左ひざを手術したアービングも開幕には間に合う見込みだが、当然ながらテイタムにかかる期待も大きい。自ら得点機会を生み出すことができ、シュートも上手く、守備でも高い評価を得ているテイタム。この若者が2年目の壁にぶち当たることなく進化を続けられれば、セルティックスにとってはこれほど心強いことはない。