小酒部泰暉

プレータイム増加によりスタッツも軒並み上昇

アルバルク東京が小酒部泰暉との契約継続を発表した。

小酒部は187cm88kgのシューティングガード。高校時代は全国大会に出場していない無名選手だったが、神奈川大の幸嶋謙二ヘッドコーチに見初められ大学で急成長を遂げた。ジャンプシュートを得意とし、軽々とダンクを可能にする抜群の身体能力の持ち主だ。神奈川大3年時の昨シーズンに特別指定選手としてA東京に加入し、8試合に出場して平均10.1分のプレータイムで3.2得点を記録した。

今シーズンは田中大貴の負傷の影響もあり、大幅にプレータイムが増加。出場した39試合のうち15試合で先発を務め、平均19.7分間の出場で7.7得点、2.1アシストを記録し、飛躍のシーズンとなった。

だが、練習中に全治約8週間の右第3中手骨骨折を負い、シーズン終盤には新型コロナウイルス陽性判定を受けた。チームもBリーグとなってから初めてチャンピオンシップ進出を逃すなど、決して手放しで喜べないシーズンとなってしまった。

こうした経緯もあり、小酒部は「今シーズンは厳しいシーズンとなりましたが、この結果を真摯に受け止め成長していきたいと思います。来シーズンも若手らしく、アグレッシブに気持ちを出し、チームの勝利に貢献できるように頑張ります」と、クラブからのリリースでコメントしている。

なお、A東京は田中大貴との契約継続、須田侑太郎と津山尚大、ジャマール・ソープとの契約満了をすでに発表している。