このオフに4年2億1500万ドル(約233億円)超えでの契約延長が可能
プレーイン・トーナメントでレイカーズとグリズリーズに敗れてプレーオフ進出を果たせず、失意の中でシーズン終了を迎えたウォリアーズだが、ボブ・マイヤーズGMはすでにオフに向けて行動を開始している。
プレーイン・トーナメントでの敗戦から3日が経った現地24日、マイヤーズはシーズン最後の会見でステフィン・カリーとの延長契約について聞かれ、「そうならない理由が見当たらない」と、オフの契約締結に自信を見せた。
「彼のモチベーションは高いように見受けられるし、我々のモチベーションも高い。おそらく、何かが起こるだろうね」
2020-21シーズンに平均32.0得点を記録しNBAの得点王に輝いたカリーは、レギュラーシーズン前半戦に思うように勝てなかったチームを引っ張り続け、後半の巻き返しでも主役を演じた。一時はプレーイン・トーナメント進出も危ぶまれた中、ウォリアーズは西カンファレンス8位にまで順位を上げた。
来シーズン中には、アキレス腱断裂の大ケガを負いリハビリ中のクレイ・トンプソンも復帰できる見込みで、今シーズンの経験でチームの底上げに成功したウォリアーズは、再び西の上位を狙えるチームになると見られている。
昨年の12月に球団と延長契約の話し合いをしていることを明かしていたカリーは、自身の契約問題の前に、オフの補強を優先すべきという考えの持ち主だ。「この夏に決めないといけないことは多い。再び優勝を争うチームになるため、現実的に考えないといけない」ともコメントしている。
カリーは、このオフにウォリアーズと4年2億1500万ドル(約233億円)超えでの延長契約を結ぶことが可能だ。現在の契約は2021-22シーズンまで残っているため、新たに4年契約を結べば38歳までウォリアーズでプレーすることになる。球団がフランチャイズプレーヤーであるカリーに最大限の誠意を示すのは、ほぼ間違いない。