ユーロリーグで31試合出場、10.1得点、3.4アシスト、2.0リバウンド
現地7日、ニックスは、アルゼンチン出身のポイントガード、ルカ・ビルドサとの契約を発表した。ヨーロッパでも有数のプレーメーカーとして知られる25歳のビルドサは、ニックスと4年1360万ドル(約14億7800万円)の契約を結んだという。
ニックスに移籍するまでスペインのリーガACBに所属するバスコニアでプレーしていたビルドサは、今シーズンのユーロリーグで31試合に出場し、平均10.1得点、3.4アシスト、2.0リバウンドを記録。2020年にはバスコニアにとって2010年以来のACB優勝に貢献し、ACBファイナルMVPを受賞している。
またビルドサはアルゼンチン代表の主力でもあり、2019年のワールドカップでは平均16.5分のプレーで5.8得点、2.1アシストを記録して、ファイナル進出を果たしたチームに貢献している。
創造性豊かなプレーが特徴的なビルドサは、『Gigantes del Basket』とのインタビューで、NBA挑戦について次のように語った。
「アルゼンチンのファンは、NBAに夢中なんだ。NBAは世界最高峰のリーグで、誰だってプレーしたい場所。子供の頃にはユーロリーグでプレーすることを夢見ていたけど、ここ数年で僕はNBA行きのステップを踏めるかもしれないと考えるようになった。快適な場所に留まりたくはなかった。この一歩を踏み出したかった」
「このチャンスを逃したくなかった」とも語ったビルドサは、同じアルゼンチン出身で、今シーズンからナゲッツでプレーしているファクンド・カンパッソから助言をもらったという。
「彼からは、3ポイントラインがすごく遠い位置にあると言われた。慣れないといけないけど、僕の契約を彼も喜んでくれた。それが一番うれしかった」
ヨーロッパで実績のある選手がシーズン中に移籍するのは、非常に珍しいケースだ。8年ぶりのプレーオフ進出確定が間近のニックスでどんなインパクトを与えるのか、NBAデビューを楽しみに待ちたい。