第3クォーターを22-10と圧倒して粘る横浜を突き放す
横浜ビー・コルセアーズvsサンロッカーズ渋谷の第2戦は、第3クォーターを22-10と圧倒したSR渋谷が85-71で勝利し、アウェーで2連勝を飾った。
SR渋谷はゲーム序盤からゾーン、マンツーマン、オールコートマンツーマンとチェンジングディフェンスを仕掛けては、全員でリバウンドを取りにいきトランジションバスケを展開する。バックコート陣だけでなく、ライアン・ケリーやジェームズ・マイケル・マカドゥもボールプッシュすることで、横浜のディフェンスが整う前にフィニッシュに持ち込んだ。ハーフコートオフェンスでもボールを動かしてワイドオープンを作っては、ケリーや広瀬健太、関野剛平が3ポイントシュートを沈めることでリードを奪った。
しかし、立て直しを図った横浜のディフェンスに得点を止められると、さらに森井健太の外と中を上手く使い分けたゲームメークに翻弄され、第2クォーターの中盤では一時逆転を許した。それでもエースのケリーが得点だけでなく、ディフェンスを引き寄せてはマカドゥとのツーメンゲーム、田渡修人の3ポイントシュートをお膳立てすることでオフェンスを活性化させて、46-40とSR渋谷がリードを奪い返して前半を終えた。
横浜の指揮官カイル・ミリングが試合後に「第3クォーターの出だしでディフェンスのミスから連続3ポイントシュートを許し一気に流れが変わった」と振り返ったように、SR渋谷はケリーとベンドラメ礼生の連続3ポイントシュートなどで、立ち上がりの2分半を10-0のランでリードを広げた。また、SR渋谷はチーム全員でリバウンドを取りにいくことでセカンドチャンス、サードチャンスをモノにして得点へ繋げた。
一方、ディフェンスでは横浜のラインを高い位置で止めることでアウトサイドシュートに追いやっては、ディフェンスリバウンドから攻めに転じて主導権を握り、第3クォーターを22-10と圧倒し、ここで得たリードを守り切って85-71で勝利した。SR渋谷は横浜戦を連勝で終えて、富山グラウジーズを抜いて東地区4位に浮上した。
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