西カンファレンスの最下位も「ウチの力は天井知らず」と前を向く
現地4月5日、2月に左膝の手術を受けたティンバーウルブズのディアンジェロ・ラッセルが、ホームでのキングス戦で約2カ月ぶりに復帰を果たした。
ラッセルは、この試合でディフェンスの裏を突いてのシュートやスティールから攻めに転じて3ポイントシュートを決めるなど、欠場前と変わらぬパフォーマンスでチームを牽引。復帰初戦ということもありベンチからの出場だったが、24分28秒でチームハイの25得点を記録し、116-106での勝利に貢献した。
試合後にインタビューに応じたラッセルは、開口一番にチームスタッフへの感謝を語った。「復帰できてうれしい。何よりもトレーニングスタッフにお礼を言いたい。フルスピードの状態で復帰できるように、舞台裏で支えてくれたスタッフ全員に感謝している」
13勝38敗で西カンファレンス最下位にいるウルブズは、8位のグリズリーズとは13ゲーム差で、残りのレギュラーシーズン21試合で追いつくのは至難の業だ。しかしラッセルは「ウチには隠れた才能が揃っている」と前を向いている。「ウチの力は天井知らず。アンソニー(エドワーズ)を含めて、まだ才能の一端しか見せていない選手が多い。彼らはチームのために一生懸命プレーしている。僕たちベテランの仕事は、若い選手に模範を示して引っ張ること。彼らだってもがいているんだから、僕たちが若手を支えないといけない」
同じくチームの核であるカール・アンソニー・タウンズが新型コロナウイルスに感染して戦線を離脱したり、シーズン中にヘッドコーチが交代するなど不運が続いたウルブズだが、タウンズ&ラッセルのデュオを中心に来シーズンに繋がる戦いができるか注目だ。