復帰戦で値千金のブロックショットを含む24得点
3月中旬に左膝を痛めて欠場が続いていたセブンティシクサーズのジョエル・エンビードが、現地4月3日のティンバーウルブズ戦で戦線復帰した。
約3週間ぶりとなった復帰戦でエンビードは28分34秒プレーし、24得点(フィールドゴール14本中6本)8リバウンド2アシスト3ブロックを記録し、122-113での勝利に貢献した。試合後の会見で「膝に着けていた固定具の影響もあってリズムに乗れなかった」とオフェンスで苦しんだことを明かした。それでも、120-113で迎えた第4クォーター残り15.7秒には、アンソニー・エドワーズのレイアップをブロックで阻止するなどディフェンスでの貢献が光り、「ディフェンスでチームに貢献するのは難しいことではない。自分のプレーをすればいいだけだから」とエンビードは語った。
エンビードは3月12日のウィザーズ戦で負傷した瞬間について聞かれると、大ケガではなかったとはいえ「シーズンが終わったかと思った」と率直に振り返った。「痛みは相当あったから、思っている以上に酷いケガだと考えていた。『どうして自分もチームも順調な時期にこういうことが降りかかるんだ?』と自問したし、泣きもしたよ。でも、幸いにも大事には至らなかったし、こうやって復帰できた。優勝を目指すチームに貢献できる」
シクサーズはエンビードが不在の間もチーム一丸となって穴を埋め、東カンファレンス首位の座を守ってきた。それでも「リズムはこれから取り戻せる」と語ったエンビードの復帰は大きい。今後もしばらくはプレータイムを制限される可能性が高いとはいえ、エンビード復帰による波に乗り、プレーオフに向けて突っ走りたいところだ。