ディアロン・フォックス

「彼らは50点取ってこいと言っていたよ」

キングスvsウォリアーズの一戦は、キャリアハイを更新する44得点を挙げたディアロン・フォックスの活躍もあり、キングスが今シーズン最多スコアとなる141-119で快勝を収めた。

この日のフォックスはまさにアンストッパブルと呼ぶに相応しいパフォーマンスを見せた。持ち味である超高速ドライブだけでなく、緩急を巧みに使ったドライブからも得点を量産し、フィールドゴールは22本中16本と高確率だった。さらに7アシストに3スティールと得点以外でもインパクトを残し、勝利の立役者となった。

フォックスはチームメートの「シュートを打ち続けろ」という声援を聞いていた。「彼らは50点取ってこいと言っていたよ。他にもチャンスはあるし、僕は早くこの試合を終わらせようと思っていた。キャリアハイを狙っていたのではなく、シュートチャンスがあれば狙っていこうと思っていたんだ」

フォックスは直近10試合のうち6試合で30得点以上を記録し、ここまで平均24.1得点とキャリアベストの数字を残している。そんな絶好調のフォックスに対し、指揮官のルーク・ウォルトンも「見ていて実に楽しい」と賛辞を贈った。

「物事を理解し、声を出したりプレーで手本を示したりして、リーダーとして成長し続けている彼をを見るのは、とても楽しい。彼は今、良い状態にある。ディアロンがこのようにプレーしている時、我々はかなり良いチームになっている」

この日のウォリアーズはステフィン・カリーが尾骨の打撲で欠場し、ドレイモンド・グリーンも体調不良のため欠場となった。チームハイのアンドリュー・ウィギンズに次ぐ、19得点を挙げたケリー・ウーブレイJr.は「フォックスは今、絶好調だ。彼はリーグで最も速いポイントガードで止めるのは難しい」とお手上げ状態だったと認めた。

キングスはピストンズとのトレードでコーリー・ジョセフを放出し、デロン・ライトを獲得。ライトはここまで平均10.4得点、5.0アシストを記録。、攻撃力のあるポイントガードとしてピストンズの先発を務めてきた彼の加入で、バックコート陣の破壊力はさらに増す。今日の勝利で3連勝と波に乗るキングスがプレーオフ争いを面白くしそうだ。

https://twitter.com/SacramentoKings/status/1375311553323532290