ヒート戦では35得点を記録して勝利に貢献
トレイルブレイザーズは現地3月25日のヒート戦を125-122で勝利した。
この試合でCJ・マッカラムはゲーム序盤からステップバック3ポイントシュートや積極的なアタックで次々と得点し、前半だけで6本の3ポイントシュートを含む29得点と3アシストを挙げてオフェンスを牽引。それでもヒートのバム・アデバヨとタイラー・ヒーローの猛攻を止めることができず、59-58で試合を折り返した。
後半になるとマッカラムはダブルチームで対応されるなど厳しいマークを受けて得点は伸びなかったが、ディフェンスを引き寄せて5アシストを記録した。最終クォーターの中盤にはアンドレ・イグダーラやヒーローに3ポイントシュートを許し11-0のランを浴びて10点のビハインドを背負ったが、デイミアン・リラードが積極的なアタックから次々とファウルを誘い、フリースローをモノにして点差を縮めた。122-122で迎えたラスト1秒、リラードが3ポイントシュートを狙った際にファウルを獲得。このフリースローを3本すべて沈めて125-122で勝利した。
マッカラムはゲームハイの35得点と8アシストを記録し、リラードが22得点3リバウンド9アシスト、カーメロ・アンソニーがベンチからの出場で20得点6リバウンド2アシスト1スティールを記録して勝利に貢献した。マッカラムは試合後に「時々、僕の方が調子が良い時もあるけど、試合を締めるのは彼だよ」とリラードについて語った。
それでもこの日は、ゲームの内容よりもトレードに関する質問が目立った。ブレイザーズはラプターズからキャリアハイの平均19.6得点を挙げているノーマン・パウエルを獲得。また、1月に右手首を骨折して戦線離脱していたユスフ・ヌルキッチが、自身のTwitterで次のマジック戦から復帰することを明かした。
記者からヌルキッチの復帰、そして新たにチームメートになるパウエルの印象を聞かれたマッカラムはこう答えた。「ユスフがケガから戻って来ることは楽しみだ。彼がリハビリに費やした苦労を僕たちは知っているからね。きっと気が滅入ったこともあったと思うけど、その彼が復帰できることがうれしい。より強くなった彼の姿を見られると思うよ」
「ノーマンのプレーを見ていれば爆発的なスコアラーであることが分かる。ピック&ロールも使えるし、ディフェンダーとしても素晴らしいから、彼とどんなプレーができるのか楽しみだ。僕たちは彼が上手くいくように最善を尽くしていくよ」
また、ブレイザーズはこのトレードでロドニー・フッドとギャリー・トレントJr.を放出した。マッカラムは「素晴らしいチームメートだから、2人が出ていくのを見たくはない」と言い、こう続けた。「それでも上手くいけば、彼らはより成長して、新たなチャンスをつかめるかもしれない。僕はカイル(ラウリー)とも話しをしたんだけど、『彼らを大事にするよ』と言ってくれた。新天地でどんな起用をされるのか楽しみだし、2人がこれから成長していく姿を見ることを楽しみにしている」
そして、2018-19シーズンの途中にキャバリアーズからブレイザーズに加入し、19年ぶりのカンファレンスファイナル進出に貢献したフッドへの感謝を語った。「ロドニーには感謝している。彼なしでは西カンファレンスの決勝に行くことはできなかったからね。彼がしてくれたこと、そして僕たちと一緒に様々なことを乗り越えてくれたことを思うと、僕たちは永遠に彼に感謝する。それに僕たちの友情は一生だよ」