バスケットボール日本代表

フリースローを多く与えてしまいリズムを作れず

チャイニーズ・タイペイで開催されている『第44回ウィリアム・ジョーンズカップ』の第3戦。男子日本代表はフィリピンに67-79で敗れ、大会成績を1勝2敗とした。

立ち上がり、日本は6本放った3ポイントシュートがすべて外れると、オフェンスリバウンドからのセカンドチャンスも思うように取れず、リズムをつかめないままいきなり2桁のビハインドを背負ってしまう。第2クォーターに入ると空中戦で優位に立ち、6点差に詰めて前半を終えた。

後半も積極性を失わずにゴールを狙っていく日本だったが、試合を通して3ポイントシュート成功率は21.2%と不発に終わり、逆転のきっかけをつかめなかった。そのため、ディフェンスで我慢したいところだったが、第3クォーターだけで12本のフリースローを与えてしまうなど、攻守が噛み合わず、前半には奪えていたリバウンドでもフィリピンに競り負けてしまい、敗戦となった。

日本は小澤飛悠がチームハイの21得点を挙げ、黒川虎徹が13得点と続いたが、カタール戦で27得点10リバウンドの活躍を見せた脇真大はわずか2得点に留まった。最大の敗因はフィジカルに戦った結果、32本ものフリースローを与えてリズムをつかめなかったこと。これで1勝2敗と負けが先行する形になってしまったが、次戦からの巻き返しに期待したい。