「この機会は神様に与えていただいたもの」
現地21日、サンズのクリス・ポールがNBA史上6人目の通算1万アシストという大記録を達成した。ホームでのレイカーズ戦に先発出場したポールは、11得点10リバウンド13アシストのトリプル・ダブルを記録し、チームも111-94で勝利。偉大な記録達成をサンズ加入後初のトリプル・ダブルで彩った。
ポールは試合後の会見で「すごいことを成し遂げられたと思う。今日の試合前、自分がドラフト前のワークアウトに参加している映像を見直した。とにかく感謝しかない」とコメントした。
「ここまで長くプレーできていることを当然だなんて思っていない。自分と同じ時期にリーグでプレーするようになった大半が指導者に転身しているか、もうプレーしていない。この機会は神様に与えていただいたもの。僕はバスケットボールが大好きで、競い合うことも好きなんだ。本当に感謝している」
1万4アシストとなったポールは、歴代5位のマジック・ジョンソン(1万141アシスト)に迫っている。ポールの記録について聞かれたチームメートのデビン・ブッカーは「次はマジックだ」というジョークで周囲を笑わせた。
ホーネッツ(現ペリカンズ)時代からポールを指導してきた指揮官のモンティ・ウィリアムズは「クリスにとって大事な瞬間を近くで共有できてとてもうれしい。ただ試合に出るだけでは通算1万アシストは達成できない」と、賛辞を送った。
レギュラーシーズンは残り31試合あるため、今シーズン平均8.8アシストのポールならば、マジックだけではなく、歴代3位のスティーブ・ナッシュ(1万335アシスト)を抜く可能性もある。