スローガンは『威風堂々─B the champion─』
開幕まで1カ月を切ったBリーグ。バスケットボールの新たな幕開けに向け、意欲的な準備を進めているのが関西の雄、大阪エヴェッサだ。
先日発表されたスローガンは『威風堂々─B the champion─』。コンセプトは創立からの「威風堂々」―常に激しく燃え盛る情熱を持ち、威厳ある態度で戦いに挑む。我等が目指すは王者の称号ただ一つ。
そして、Bリーグと「Be」という可能性を無限に含む、この「B」という文字を使い、原点に立ち返った上でBリーグ初代王者になる意志を込めた意味を持たせた。
大阪エヴェッサには、bjリーグが立ち上がった2005-06シーズンに初代王者となり、そのまま3連覇を成し遂げた歴史がある。Bリーグ立ち上げに際して一番高いところに目標を掲げたのは、このクラブの備わる誇りと意欲の表れだ。そして新たなユニフォームのデザインは、このbjリーグ3連覇の時代をモチーフとしたものだ。
また、Bリーグの使命でもある「エンターテイメント性の追求」をリードする存在になるべく、意欲的な取り組みを進めている。アリーナの総合演出に『チームラボ』を起用。最新鋭の技術とアイデアで府民共済SUPERアリーナを演出し、バスケットボールの新たな楽しみ方を提案しようとしている。
大阪エヴェッサのホームアリーナである府民共済SUPERアリーナは、Bリーグで事実上唯一となる「自前のアリーナ」であり、アリーナはもちろんその周辺も含めて各種イベントなどを行うことが可能だ。『舞洲エヴェッサパーク構想』として、将来的に屋外バスケットコートや名物料理を揃えたフードコートなど、試合を軸に大人から子供まで一日楽しめる『場』を準備している。
エヴェッサの顔となる大阪出身の5選手「E-FIVE」
話をチームに戻そう。大阪エヴェッサを率いる桶谷大ヘッドコーチは、「勝つだけでは大阪の人たちは喜んでくれない」と話す。「大阪の子供たちの憧れになるような、魅力的なプレーをするチームを目指す」と新シーズンに向けて意気込みを燃やしている。
「大阪に根付いたチーム作り」ということで、新チームは大阪出身の5選手を前面に押し出していく。大阪出身の木下博之、今野翔太、根来新之助、合田怜、橋本拓哉の5選手を「E-FIVE」(イーファイブ)と命名。エヴェッサの顔として「E-FIVE」の活躍が期待される。
「E-FIVE」の一人でもあり、新キャプテンに任命された今野(大阪府摂津市出身)は「初代チャンピオンを目指すのは当然ですが、今後BリーグがJリーグのように子供たちが夢を持ってもらえるようなリーグに発展するために、1年目がすごく大事だと感じています。コートの中でも外でも一生懸命努めていきたい」と語った。
リーグとしての成功、Bリーグ初代チャンピオンを目指して「E-FIVE」が大阪を熱くする。開幕戦は9月24日(土)府民共済SUPERアリーナでレバンガ北海道を迎え撃つ。
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