マーベリックス

マブスは約1カ月ぶりに勝率5割復帰を果たす

マーベリックスvsセルティックスの一戦。終盤までリードチェンジを繰り返す接戦となったが、クラッチタイムにルカ・ドンチッチが2本の3ポイントシュートを沈め、マブスが110-107で勝利した。

マブスはドンチッチが31得点10リバウンド8アシストを記録し、ジェイレン・ブランソンが22得点、ジョシュ・リチャードソンが16得点を挙げたが、セルティックスもジェイレン・ブラウンが29得点、ジェイソン・テイタムが28得点、ケンバ・ウォーカーが21得点と取るべき選手が得点を重ねた。

しかし、この試合ではマブスのエース、ドンチッチが違いを見せる。104-105とマブスが1点ビハインドで迎えた残り15秒、ドンチッチは緩急をつけたドリブルでダニエル・タイスを揺さぶり、ステップバックして3ポイントシュートを沈めて107-105と逆転に成功する。その後、残り9秒で同点に追いつかれたが、ドンチッチはディフェンス2人にチェックされながらも、再びステップバックから3ポイントシュートをねじ込み勝利をもたらした。

試合後の会見でマブス指揮官のリック・カーライルは「我々は何個かのミスを犯したけど、最後は冷静さを取り戻して、ボールを持つべき選手に繋ぐことができた」と試合を振り返ると、残り30秒を切って2本の3ポイントシュートを沈めたドンチッチについて、「彼は特殊な選手だ」とコメントした。

「ルカ・ドンチッチ、マイケル・ジョーダン、レブロン・ジェームズ、ラリー・バード、コービー・ブライアント。彼らはああいった状況下でレーザーのように的を絞ることができる。彼らのマインドと脳の働きを説明するのは難しいけど、非常に稀なプレーヤーだ。 特にルカは勝利への欲もあり、勝つために必要なツールを持っている 」

そのドンチッチは勝負を決めた2本の3ポイントシュートについて、「今日は手の感覚が良かった。終盤はちょっと疲れてはいたけど、シュートを決めきることができた。それがすべてだし、決めきることが重要だった」とコメントした。

現地14日のトレイルブレイザーズ戦でもドンチッチは、3点ビハインドで迎えた残り5秒に3ポイントシュートを放ったがリングに嫌われ、チームを勝利に導くことはできなかった。ドンチッチは「ブレイザーズ戦のように、決めきれない時もあると思う。それでも、僕はこれからも成し遂げるし、自分がやるべきことをやるだけだよ」と語った。

これでマブスは2月に入ってからの戦績を7勝3敗とし、シーズンを通して15勝15敗で約1カ月ぶりに勝率5割復帰を果たした。