アンドレ・ロバーソン

デュラントと4シーズンぶりにチームメートに

ネッツはフリーエージェントのアンドレ・ロバーソンとの契約に合意した。

2013-14シーズンにNBAデビューを果たしたロバーソンは、高いディフェンス能力を武器に2年目からサンダーの主力として活躍したが、2018年1月に左膝膝蓋腱断裂という重傷を負い、2年以上ものリハビリを強いられた。実戦復帰を果たしたのは『バブル』で行われた昨シーズン終盤。レギュラーシーズン7試合と、プレーオフ1試合に出場し、契約満了とともにサンダーを離れた。

その彼がネッツに加わることに。ネッツはケビン・デュラント、カイリー・アービング、ジェームズ・ハーデンの『ビッグ3』が機能し始めたが、ディフェンスには大いに不安のあるチーム。ロバーソンがかつてのパフォーマンスを取り戻してここに加われば、大きな戦力となりそうだ。

デュラントとロバーソンはサンダーで3シーズンを一緒に戦った仲。ロバーソンがケガをした時、デュラントはすでにウォリアーズの一員となっていたが、「僕の意見ではNBAで最もディフェンスが上手い選手がロバーソンだ。俊敏で力強くて腕が長い。スマートなプレーをする選手でもある」と称賛するとともに、「彼がケガから立ち直るために自分にできることがあれば、何でもする」と語っている。

昨シーズンは新型コロナウイルスによる中断もあり、ロバーソンに多くの出場機会は巡ってこなかった。「NBAで一番ディフェンスの上手い選手」がネッツで復活を遂げられるか。ロバーソンにとってはNBAキャリアを再び切り開くチャレンジであると同時に、ネッツにとっても優勝を狙えるチームになるための大きなステップとなりそうだ。