レブロン・ジェームズ

3月にアトランタでの開催へ、選手からは異論続出

3月7日にアトランタで開催予定のNBAオールスターに対して、レブロン・ジェームズは「興味もないし、それに割くエネルギーもない。開催する理由も見いだせない」と言い放った。新型コロナウイルスがリーグ運営に決して小さくない影響を与え続ける状況で、選手や関係者の健康と安全をどう担保するのか。ただでさえ開幕が遅れて過密日程になっている中、ここに数日間を割く必要があるのか。シーズン後半の日程はまだ発表されていないが、延期になっている試合も組み込まなければならず、過密日程はより厳しいものになるだろう。

「今シーズンが始まる時に今年のオールスターはないと聞かされていたから、ここで少し休んで後半戦に向けて調整できると考えていた。チームメートも同じ考えだろう。オールスターをやるとなると、その予定が崩れてしまう。平手打ちを浴びた気分だよ」

リーグは独断ではなく、選手会と協議しながら計画を進めていたのだが、いつも思慮深いレブロンがこれだけ拒否感を示すとなると、オールスター開催に向けた道は険しくなる。

キングスのディアロン・フォックスも同じ考えだ。彼はレブロンよりもストレートに「この世界はカネで回っているからだ」と、オールスター開催にNOを突き付けている。「僕らは常にマスクを着けて、レギュラーシーズンの普通のゲームを行うために必要なことすべてをやっている。そんな中でオールスターをやる理由は、カネでしかないよね。僕らは従わなきゃならない。選出されて、ケガでもないのに出場しなかったら罰金だ。それも超高額の罰金だから、僕は選ばれたら出るよ。これを言ってるだけでも罰金モノかもしれないけどね」

それでも、フォックスが言うように「この世界はカネで回っている」のも事実だ。昨シーズンのリーグ収入は激減し、プレーオフの視聴者数も伸び悩んだ。特に新たなファンの獲得、昨年に離れてしまったファンを取り戻す意味でも、オールスターの開催には意義がある。NBAプレーヤーの中にはオールスター開催を望む者もいるだろう。NBAは様々な意見をどう取りまとめ、どんな決断を下すか。ただでさえ難しいシーズン運営に、もう一つ難題が加わってしまった。