「日々の努力を最大限に生かそうと思っている」
ペイサーズからロケッツにトレードされたビクター・オラディポは、これまでと変わらぬメンタリティで目の前の試合に集中している。
現地28日に行われたトレイルブレイザーズ戦では、99-98で迎えた第4クォーター残り26.2秒にクラッチレイアップを成功させた。オラディポの25得点7リバウンド5アシストの活躍もあり、チームは104-101で勝利して今シーズン初の4連勝をマークした。
マジック、サンダー、ペイサーズ、そしてロケッツでキャリアを続けているオラディポは、試合後のコートインタビューに応じ、「ペイサーズをリーダーとして引っ張り、今はジェームズ・ハーデン時代後のロケッツでプレーしている。アジャストするのが大変だったのでは?」という質問を受け、彼はこう答えた。
「とにかく攻守両面で自分のプレーを続けるだけ。自分自身のままでいることが大事。ロッカールームでチームメートの士気を上げようと思っている。ヒューストンに移籍できたのは良かった。チームの全員が同じ目標のためにプレーできているように思える。僕たちはチームの力を証明したい。全員が同じ方向を向いて、一つになってプレーできれば特別な結果を残せると信じている」
オラディポは、移籍を繰り返しているキャリアについて「今までもそうだけど、周りから見込みがないと思われているように感じる」と、現在の心境を語った。「でも、これも人生の一部であって受け入れている。日々の努力を最大限に生かそうと思っている。神様のおかげで今もプレーできている。光栄なことだよ」
2021年のオフにフリーエージェントになるオラディポにとって、今シーズンは次の契約を勝ち取る上で重要な意味を持つ。右足大腿四頭筋腱断裂の重傷を負ってから2年が経過したが、ロケッツ加入後、その影響を感じさせないパフォーマンスを続けている。
「足の状態は90%くらいかな。でも、状態は良くなっているし、コンディションも上がってきている。自分自身にも辛抱強くやらないといけないと言い聞かせている。ここ2年は、そこまでプレーできなかった。だから目の前の試合に集中しているんだ。レベルアップし続けることができれば、あとのことはついてくる」