Gリーグで研鑽を積み、数々のクラブでプレー
横浜ビー・コルセアーズが新外国籍選手のチャールズ・ガルシアを獲得した。
アメリカ出身、208cm104kgのガルシアはシアトル大を卒業後、トルコでキャリアをスタートさせた。その後NBAの下部組織Dリーグ(現Gリーグ)でプレーし、数々のクラブを渡り歩いた。現在29歳のガルシアだが、2016-17シーズンにもオースティンスパーズ(Dリーグ)でプレーするなど、その実力はNBA級と予想される。そして、昨シーズンはチャイニーズ・タイペイ、フィリピンでプレーし、今回Bリーグを戦いの場に選んだ。
横浜はガルシアの加入で13人のロスターが完成。昨シーズンは大黒柱のジェイソン・ウォッシュバーンが序盤に大ケガを負いチームを去るアクシデントに見舞われた。シーズン途中の外国籍選手の入れ替え、さらにはキャプテンの湊谷安玲久司朱もアキレス腱断裂により戦列を離れる苦しい戦いが続いた。それでも残留プレーオフ2回戦で富山グラジーズに勝利し、残留を勝ち取っている。
ベテラン選手が多い横浜だったが、これまでのチームを支えてきた山田謙治や蒲谷正之を放出し、ハンター・コートや中村太地など若手を多数獲得。一気にチームは若返ったが、昨シーズンから半分以上のメンバーが変わったことで一から連携を構築する必要がある。だがロスターが確定していないチームが多い中、この時期にロスターが完成したことはプラスなはずだ。
また2年連続でヘッドコーチの交代劇に見舞われた横浜だが、今シーズンはトーマス・ウィスマンが指揮を執る。選手からスタッフまで大きく様変わりした横浜。3年連続の残留プレーオフ行きを回避するのは最低限の目標。チームとして一気に飛躍するシーズンとできるか、ウィスマンの手腕が問われる。
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