昨シーズンはオーストラリアリーグでも史上最年少でトリプル・ダブルを達成
兄のロンゾ・ボールとの兄弟対決から24時間後、ホーネッツのラメロ・ボールがNBAの歴史にその名を刻んだ。
ホームでのホークス戦にベンチから出場したラメロは、22得点12リバウンド11アシストを記録し、NBAキャリア初のトリプル・ダブルを達成。しかも、マジックのマーケル・フルツが2018年(当時はセブンティシクサーズ所属)に19歳と317日で達成した記録を更新し、19歳と177日の史上最年少でのトリプル・ダブルをやってのけた。
ラメロは兄ロンゾが所属するペリカンズ戦でも12得点10リバウンド9アシストとほぼトリプル・ダブルを記録。NBA史に名を刻む大記録を達成しても、ラメロは落ち着いていた。ホーネッツが113-105で勝利した試合終了後のインタビューで「チームが勝てたからうれしい」とコメントし、兄弟対決の翌日の試合となったが「3歳からやっている競技だし、自分が好きなことだから切り替えるのは簡単」と語るなど、ルーキーらしからぬ不動心を備えている。
プレータイムこそ平均して24分を超えているが、まだラメロは一度も先発出場していない。球団の方針にも不満を口にすることなくプレーを続けているラメロは、「勝つことが一番」とチームの勝利を第一に考えている。
ホーネッツは開幕から10試合を終えて、勝率5割(5勝5敗)をキープ。ラメロは「もっと良い結果を残せたと思うけれど、過去を振り返らずに前を向いてやるだけだし、レベルアップできるように頑張る」と話している。十分に実力を証明し、NBAレベルにもフィットしているラメロが先発で起用されるのは、時間の問題だ。