河村勇輝

Bリーグがこの1年での『成長』を示す舞台に

1年生ながら東海大のインカレ優勝に主力として貢献した河村勇輝が、特別指定選手として加入した横浜ビー・コルセアーズで早速デビューを飾った。

敵地での島根スサノオマジック戦、ベンチスタートにはなったが、第1クォーター途中に投入されると、ゴール下で待ち構えるパトリック・アウダにパスを送って早速アシストを記録。第2クォーターに入ると森川正明のパスを受け、ディフェンスが寄ったのを冷静に見て森川へとボールを返して2つ目のアシストを記録した。

こうしてパスでチームを勢い付けると、次は自分で攻める番。コーナーから下がると見せかけて反転、トップスピードでゴール下へ走り込みパスを呼び込んでのイージーシュートで初得点を記録すると、その直後にはスクリーンを使ってスイッチをうながし、島根のデモン・ブルックスをスピードでブッちぎってのレイアップを沈めている。

昨シーズンは三遠ネオフェニックスに加わり、当時は現役高校生ながら1試合平均12.6得点、2.0リバウンド、3.1アシストと目覚ましい活躍を見せた河村。東海大に加わった今年はコロナ禍の状況にあって練習も実戦もなかなか思うようにいかなかったが、それでもフィジカル強化、バスケットIQを伸ばすなど自らの課題に向き合ってきた。そこで成長した姿をビーコルで存分に見せてくれそうだ。