アリーザに代わる『飛び道具』として関心を寄せる
ニック・ヤングは昨シーズン、王者ウォリアーズの一員として2連覇に貢献した。今夏フリーエージェントになったヤングについて『Fox 26 KRIV』は、ロケッツを含め6チームが検討していると報じている。
ヤングはロケッツのシステムに間違いなくフィットするだろう。ジェームズ・ハーデンとクリス・ポールを絡めたピック&ロールを多用するシステムでは、彼らがドライブで相手チームの守備を切り開きながら、シューターが動き回りキャッチ&シュートも併用してディフェンスし辛くさせる攻撃パターンが多い。通算3ポイントシュート成功率が37.6%のヤングならば、今夏サンズに移籍したトレバー・アリーザの代役が務まる。
守備ではアリーザが上回るが、シューターとしての力量ではヤングが勝つ。しかもヤングは、目に見えてディフェンスに力を入れるタイプではないが、守備ができないわけではないことを昨シーズンのプレーオフで証明している。
ロケッツと対戦した昨シーズンの西カンファレンスファイナル第6戦で、ヤングはハーデンを完封。試合後には「前の晩に見た夢にデニス・ロッドマンが出てきて、『もう少し守備をしたらどうだ?』と言われた」という嘘か本当か分からないようなエピソードを持ち出したが、現在のNBAで封じるのが最も難しい一人であるハーデンを完璧に抑えたのは事実だ。
『Swaggy P』の愛称で知られるヤングは、どのチームのジャージーを着て2018-19シーズン開幕を迎えるのだろうか。
.@NickSwagyPYoung on ? from deep in the first half against the @HoustonRockets. #DubNation
?: 20 points, 7/8 FG, 5/6 3-PT pic.twitter.com/fd7f3ZBYNI
— NBA TV (@NBATV) 2017年10月18日