女子は桜花学園と岐阜女子を始め、去年の4強が同ブロックに
12月23日に開幕する高校バスケ日本一を決める大会、ウインターカップの組み合わせ抽選が発表された。
例年、強豪校が早い段階で当たる、あるいは同じブロックに集中して『死のグループ』と呼ばれる結果はある程度は出てくる。昨年大会では開志国際が初戦で福岡大学附属大濠と、福岡第一は初戦で北陸学院と当たった。女子では八雲学園と精華女子が1回戦で激突している。参加校が50校で2回戦から登場するチームが多かった2018年でも、福岡第一は初戦で東山と、次に飛龍と当たる厳しい組に入り、ここを勝ち抜いて優勝を決めている。
しかし、今年は驚きの組み合わせが例年以上に多い。昨年から参加校が60校に増えて1回戦を戦わないシード枠は4校のみとなった。さらに今年はインターハイが中止となり、この上位2チームがシードされていない。その結果、昨年大会のベスト4に進出した男子の福岡第一、大濠、東山、北陸と女子の桜花学園、岐阜女子、大阪薫英女学院、京都精華学園がすべて1回戦から登場する。
男子では北陸と中部大学第一が初戦で激突し、大濠、東山、飛龍が3回戦までに当たる。女子ではトーナメント表の左のブロックに昨年の4強がすべて入った。この大会で22回の優勝を誇る桜花学園は、準々決勝までに大阪薫英女学院に京都精華、開志国際と当たる可能性があり、さらに最大のライバルである岐阜女子と準決勝で当たることになる。
開幕まで1カ月を切り、組み合わせも決定したことで、出場各校のチーム作りはこれから仕上げへと入っていく。新型コロナウイルスが再び猛威を奮い始めている状況ではあるが、最初で最後の全国大会を各チームが悔いなく戦えることを願いたい。