写真=Getty Images
3ポイントシュートわずか4本と振るわずもリバウンドで圧倒
リオ五輪に向け調整を続けるアメリカ代表は、7月29日にシカゴのユナイテッド・センターでベネズエラ代表とエキシビションマッチを行ない、80-45で勝利した。
スコアだけを見れば、アルゼンチン戦、中国戦に続いて快勝と思われるだろうが、この日はシュート不振に苦しんだ。ペリメーター内での得点が伸びなかっただけではなく、3ポイントシュートも25本中わずか4本成功と、終始リズムをつかめなかったという印象が強い。
そんな中、活路となったのはチームリバウンドで、試合を通じて54-29で圧倒。ゲームハイの12リバウンドを記録したデマーカス・カズンズを中心にセカンドボールを奪って試合を優勢に進めたアメリカは、カイリー・アービングの11得点の活躍もあり36-18とリードして前半を折り返した。
第3クォーターに入ってもシュートが改善される気配は見られなかったものの、フリースローを確実に沈めて点差を広げ、56-31として最終クォーターを迎えた。
圧勝した直近3試合と比べると、やや物足りない展開になったものの、第4クォーター終盤にはカイル・ラウリーのアシストからジミー・バトラーがアリウープ、残り43.9秒には、スティールでボールを奪ったクレイ・トンプソンのパスを受けたデマー・デローザンがウィンドミルダンクで会場を沸かせ、アメリカは五輪に向けた調整試合で4連勝をマークしている。
アメリカ代表では、カイリー・アービングとトンプソンがそれぞれ13得点、ケビン・デュラントが9得点、カーメロ・アンソニーが7得点9リバウンド、デアンドレ・ジョーダンが8得点4ブロックの活躍を見せた。
アメリカ代表は、8月1日にヒューストンでナイジェリア代表との調整試合を行なう予定だ。
シカゴのファンの前で上々のパフォーマンスを見せたジミー・バトラー。