写真=Getty Images

エキシビジョン初戦でアルゼンチンに勝利

リオ五輪に向けた合宿中のアメリカ代表は、7月22日にラスベガスのTモバイル・アリーナでアルゼンチンとのエキシビジョンマッチを行った。エースのケビン・デュラントを中心に、活躍すべき選手が活躍し、111-74で勝利。本大会に向け、まずは上々の滑り出しを飾った。

ヘッドコーチのマイク・シャシェフスキーは、先発にケビン・デュラント、カーメロ・アンソニー、デマーカス・カズンズ、クレイ・トンプソン、カイリー・アービングを起用。試合開始から13-3のランを決めて主導権を奪ったアメリカは、第1クォーターだけでカズンズがオフェンシブリバウンド5本を含む8リバウンドの活躍を見せ、インサイドを支配した。

32-14で第1クォーターを取ったアメリカは、第2クォーターに入るとアルゼンチンのターンオーバーからイージーな得点を確実に決め続け、56-33で前半を折り返す。

後半も流れはアメリカ。アービングの3ポイントシュートで口火を切ると、アンソニーが2本連続の3ポイントシュート成功で続き、リードを65-38に拡大する。後半に入ってもカズンズがゴール下で力強さを発揮し、リバウンドを確実に奪ってアルゼンチンに流れを渡さない。

アメリカが80-57として迎えた第4クォーターは、トンプソン、ドレイモンド・グリーン、デュラントの新ウォリアーズトリオのロングシュートでリードを広げるなど、アメリカが終盤も隙を見せずに快勝。合流してまだ1週間も経っていない中、オリンピック3大会連続金メダル獲得に向け、好スタートを切った。

初の実戦で上々のパフォーマンスを見せたアメリカ代表。

得点だけでなくリバウンドでもアルゼンチンを圧倒

アメリカでは、デュラントがゲームハイとなる23得点、ベンチ出場のポール・ジョージが18得点、アンソニーが17得点、カズンズが14得点、15リバウンド、アービングが9得点、6アシストで勝利に貢献。カズンズを中心にリバウンドでも53-30でアルゼンチンを大きく上回った。

デュラントは、試合後、「約束されたことなんて何もないからね」と語った。「金メダル獲得が目標だ。まだやらないといけない仕事がある。そのためにも、正しい準備をしないといけないんだ」

敗れたアルゼンチンでは、アンドレス・ノシオニが15得点、エマニュエル・ジノビリが11得点、ルイス・スコラが10得点を挙げている。

注目が集まる中、エースの期待に応えたデュラント。