桜花学園

「みんなが声を出して良い雰囲気を作ってくれたおかげ」

JBA(日本バスケットボール協会)が手掛ける『BASKETBALL ACTION 2020』の一つとして行われた、全国のミニバス、中学生、高校生のチームがオンラインで参加できる『全国学生フリースローチャレンジ』。5人1組で60秒間にフリースローを何本決められるかを競うルールで、全国からカテゴリーを問わず167チームが参加した。また、日本代表やBリーグ、Wリーグの選手たちもデモンストレーションで参加し、大会を盛り上げた。

前期大会を制したのはミニバスチームの大網ロケッツMBC。後期大会を制したのは女子の高校バスケ界における最強チーム、桜花学園だった。江村優有と前田芽衣が3年生、朝比奈あずさ、伊波美空、玉川なつ珠は2年生という5人でチームを組んで、60秒間で39本という好記録を叩き出した。

キャプテンの江村がフリースローを得意とする選手をピックアップしてチームを作り、収録の前には丸一日かけてソーシャルディスタンスを保ちながら記録を伸ばすべく練習したそうだ。

もともと32本の記録を出して応募したが、大会期間中に他のチームに追い抜かれたことを悔しがった5人は、締切間際になってもう一度チャレンジ。目標とした40本には1本届かなかったが、「5人以外のみんながコート外から声を出して良い雰囲気を作ってくれたおかげで、みんな打ったら入るみたいな感じで思い切って打つことができました」と朝比奈は語る。また伊波は「次はウインターカップ。一つひとつのプレーを大事にしてチームに貢献したい」と意気込みを語った。

JBAからは『BASKETBALL ACTION 2020 SHOWCASE』に参加した、桜花学園の卒業生である髙田真希を含む代表選手のサイン入り色紙も贈られた。今回の優勝トロフィーも、桜花学園バスケットボール部がこれまで獲得した数々のトロフィーに加わることになる。

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