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ネッツは2019年にビッグネーム2人と契約する資金を確保
NBAドラフトの前日、ホーネッツとネッツの間でトレードが合意に至ったと報じられた。その内容は、ネッツがティモフェイ・モズゴフと交換でホーネッツからドワイト・ハワードを獲得するというものだ。
このトレードは、ネッツにとって非常に大きな意味を持つ。2020年まで残り3200万ドル(約35億円)超の契約が残っていたモズゴフを放出できたばかりか、2018-19シーズン終了後に現在の契約を満了するハワードの獲得により、2019年のシーズンオフに使える資金が5000万ドル(約55億円)近くに増幅するからだ。
ネッツが来年のオフにターゲットにしている選手は、2019年にフリーエージェントになる権利を持つセルティックスのカイリー・アービングと、同様にティンバーウルブズからフリーエージェントになる可能性があるジミー・バトラーではないかと噂されている。
アービングはオーストラリアのメルボルンで生まれたが、幼少期をニュージャージーで過ごした。以前から地元でのプレーを希望していると言われているアービングにとって、今回のネッツの行動は渡りに船でしかない。もちろん、セルティックスでの2年目に結果を残せれば、本人の考えも変わるかもしれない。ただ、もしバトラーが今夏ウルブズと延長契約を結ばなかった場合、来シーズンは両選手がタッグを組む噂でもちきりになるだろう。バトラーは以前、「いつかアービングと一緒にやってみたい」と発言しており、アービングを高く評価している。
西の名門レイカーズが中心になる今夏に続き、来年は東の古豪ネッツがシーズンオフの話題を独占するようになるかもしれない。