合田怜

天日謙作ヘッドコーチは病気療養、竹野明倫が代行に

大阪エヴェッサは昨日、全選手を集めての新体制発表会を開催した。

今シーズンのスローガンは『BREAK THROUGH』。新型コロナウイルスの影響がある中でのシーズンになるが、どんな困難にも立ち向かい、『BREAK THROUGH』(打開、突破)するとの意思が込められている。

昨夏に9年ぶりに大阪に復帰した天日謙作ヘッドコーチは、帰化選手のアイラ・ブラウンを3番で起用し、その強みをスピーディーなバスケで最大限に引き出すバスケットを機能させた。ポイントガードにケガ人が相次ぐ不利を抱えながらも、シーズン打ち切りまで26勝15敗の成績を上げ、Bリーグになって初めて勝率が5割を超えた。スケジュールが消化されていれば初のチャンピオンシップ進出も見えていただけに、ステップアップのシーズンとなった。

今オフはアイラ・ブラウンにジョシュ・ハレルソン、伊藤達哉に橋本拓哉と昨シーズンの主力が揃って残留し、駒水大雅ジャックにエリエット・ドンリー、角野亮伍などサイズのある若手を次々と獲得。昨シーズンのバスケットにさらなる上積みを狙う。

しかし、予想外のニュースとして天日ヘッドコーチが病気療養でチームを離れることに。今日の新体制発表会では、その間はアシスタントコーチの竹野明倫がヘッドコーチ代行を務めることが発表されている。

加入5年目のシーズンでキャプテンに任命された合田怜は、開幕に向けた意気込みを次のように語った。「昨シーズンの新体制発表会で、キャプテンじゃないんですけどキャプテンのつもりで頑張りますとご挨拶させていただきました。去年、キャプテンのつもりでやってきた経験を生かして頑張りたい。若いチームですので、毎試合成長する姿を皆さんに見ていただけると思います。成長していって、最終的にはチャンピオンシップに出て優勝争いをしたい」

昨シーズン以上にエネルギッシュになった大阪エヴェッサは西地区の勢力図を塗り替えることができるか。開幕に注目だ。