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レブロン「彼は誰よりも第1戦の負けを考えている」

5月31日にオラクル・アリーナで行われたウォリアーズとのNBAファイナル第1戦で『世紀の凡ミス』を犯したキャバリアーズのJR・スミスを、チームメートのレブロン・ジェームズとケビン・ラブが擁護した。

107-107の同点で迎えた第4クォーター残り4.5秒、ジョージ・ヒルが2本目のフリースローを外した後でオフェンシブリバウンドを奪ったスミスは、シュートを打たず、ドリブルで後退して時間を消費。この判断ミスが仇となり、キャブズは勝てるチャンスを棒に振った。

このミスが大いに批判される中、レブロンは第2戦前日の会見でこう語った。「彼は誰よりも第1戦の負けを考えている。JRが驚くべき能力の持ち主であるのは間違いない。彼は今年のポストシーズンでも、あるべきレベルのパフォーマンスを見せられなかった次の試合で活躍してくれた。彼が高校生の頃から知っているし、この段階で彼に何かを言う必要はない」

ラブもスミスについて、次のようにコメントしている。「レブロンがJRの挽回する力について語ったのを聞いた。いつだってJRはそういう選手なんだ。解決する方法を必ず見つける。シュートを決めるか、攻守両面で活躍するか、スタッツに表れない部分で貢献するか、もしくはとんでもないプレーを決めるか。とにかく挽回する力に優れている」

第1戦後、『世紀の凡ミス』を揶揄する声は後を絶たない。だがチームメートのサポートを受け、スミスは第2戦で汚名返上を誓っているはずだ。これから行われる第2戦では、スミスが『Xファクター』としての姿を取り戻せるかにも注目したい。