選手会は来シーズンのロックアウトも視野!?
バックスが26日の試合をボイコットしたことをきっかけに、この日に予定されていたプレーオフ3試合はすべて行われず、開催が延期されることとなった。これを受けて選手会は緊急ミーティングを開き、今後どうするべきかを協議した。
『ESPN』によれば、レイカーズとクリッパーズがシーズンボイコットを支持した一方で、その他のチームは『バブル』でのシーズン続行を求めたという。ミーティングではレイカーズのレブロン・ジェームズとクリッパーズのカワイ・レナードが発言し、社会での変化を実現させるためにも、残るシーズンのボイコットを強く主張したと『LA Times』は伝えている。
ジョージ・フロイド氏が警官に首を押さえつけられて殺害された事件をきっかけに盛んになった『Black Lives Matter』活動をNBA選手たちがフォローするようになった後も、レブロンは一貫して「プレーすることでメッセージを発信できる」というスタンスだった。その彼の口から「シーズンボイコット」という言葉が出たことは、選手会も重く受け止めているに違いない。
結局、この日のミーティングでは結論は出ず、現地8月27日の午前11時から話し合いが再開されることとなった。その時間にNBA理事会の会合も開かれるため、選手会とオーナー側が今後に関して意見交換をすると見られている。
選手会とすれば、コートやユニフォームに『Black Lives Matter』のメッセージを入れても効果がないのであれば、また違った問題解決の具体的手段を示し、チームやリーグの同意を求めることになるだろう。ボイコットはその手段の一つだは、レイカーズとクリッパーズ以外の選手たちは別の解決策を模索している。
選手会が来シーズンのロックアウトも視野に入れているという情報もある。まずは選手会の意見がまとまるのを待たねばならないが、オーナー側と衝突するような事態になれば、シーズンボイコットという最悪の結論に達してしまう可能性もある。
バックスの行動をきっかけに、NBA、WNBA、MLB、MLSの選手たちも26日の試合をボイコット、あるいは開催を延期するという前代未聞の事態となった。明日の選手会ミーティングの結論は、北米スポーツのシーズン、そして11月の大統領選挙にも大きな影響を及ぼすかもしれない。
ウィスコンシン州ケノーシャで黒人男性のジェイコブ・ブレイク氏が警察官に背後から撃たれて重傷を負った事件により、NBA選手会の我慢も限界に達した。明日のミーティングは、NBAの歴史に残る大きな出来事になりそうだ。
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