マーカス・スマート

「スタッツに表れないけれど、多くをチームにもたらしてくれている」

シーズン中断前から続いていた連勝をオーランドでの『バブル』でも継続させていた王者ラプターズだったが、8月7日についに黒星を喫した。

王者に土をつけたのは、東カンファレンスの好敵手セルティックス。セルティックスは第1クォーターの失点をわずか14に抑えて得たアドバンテージを生かし、122-100で快勝した。18得点7リバウンドで勝利に貢献したジェイソン・テイタムは、勝利の立役者に守備の要、マーカス・スマートを挙げた。

ベンチ出場だったスマートは、24分間のプレーで2得点2リバウンド5アシスト2スティールだったが、テイタムはスタッツに表れない部分での貢献が大きいと、試合後に話した。

「マーカスがウチの根幹。スタッツに表れないけれど、多くをチームにもたらしてくれているんだ。コート内外で彼の声がチームに力を与えてくれている。そういう役割を彼が担ってくれると、チームはより良いプレーが可能になる」

良いところなく敗れたラプターズの指揮官ニック・ナースは、「言いたくはないが、収穫はない」と、5カ月ぶりの敗戦を振り返っている。「唯一の収穫は、ウチの数選手がもっと良いプレーをしないといけないということ」

現在東カンファレンス3位のセルティックスは、2位のラプターズとカンファレンス・セミファイナルで対戦する可能性がある。ポストシーズン前最後の直接対決で優勝を争うライバルを叩けたのは、チームにとって自信になるはずだ。