昨年末のキャブス戦での勝利をきっかけに大躍進を果たした
2015-16シーズン開幕前の時点でのトレイルブレイザーズは、若手中心で経験が圧倒的に不足しているという理由で「プレーオフ進出は難しい」と見られていた。しかし、そんな予想を跳ね除け、マーベリックスやジャズ、ロケッツよりも先にポストシーズンへの切符を手にした。
4月6日、ホームのモーダ・センターでの一戦。ケビン・デュラント、ラッセル・ウェストブルック、サージ・イバーカの先発トリオに休養を与えたサンダーに対し、ブレイザーズは試合開始早々にCJ・マッカラム、アル・ファルク・アミヌを中心に3ポイントシュートで攻め立て、早々に二桁のリードを奪う。主力抜きの相手を難なくコントロールし続けたブレイザーズは、第3クォーター序盤までに20点差(83-63)を付けて圧勝した。
昨シーズンの主力だったラマーカス・オルドリッジ(スパーズに移籍)、ニコラス・バテュム(ホーネッツに移籍)、ウェスリー・マシューズ(マーベリックスに移籍)が抜け、リラードを中心とするチームへの転換を余儀なくされたブレイザーズ。チームの基礎が固まっていなかったシーズン序盤は大苦戦を強いられ、レギュラーシーズン開幕から31試合を終えた時点で11勝20敗と低空飛行を続けていた。
だが、2015年12月26日にホームでキャバリアーズに105-76で快勝した試合が大きな転機となった。以後は2度の4連勝を含む32勝17敗をマーク。日を追うごとに順位を上げていき、周囲の予想が間違っていたことを証明してみせた。
レギュラーシーズンは2試合を残すだけのブレイザーズだが、現時点で西5位のグリズリーズと勝率(53.8%)で並んでいるため、5位でプレーオフに勝ち上がる可能性も残されている。
試合後、「自分たちが20勝もできないなんていう予想もあった」と語ったリラードを含め、ブレイザーズの選手たちは、チーム一丸となって成し遂げた結果を誇らしく思っていることだろう。
キャバリアーズ | 109 | – | 123 | ペイサーズ |
ピストンズ | 108 | – | 104 | マジック |
ネッツ | 103 | – | 121 | ウィザーズ |
ペリカンズ | 97 | – | 104 | セルティックス |
ホーネッツ | 111 | – | 97 | ニックス |
ロケッツ | 86 | – | 88 | マーベリックス |
クリッパーズ | 91 | – | 81 | レイカーズ |