写真=野口岳彦

セネガルのパワーを発揮させず、バランスの良い攻めを展開

12年ぶりに参戦する五輪でメダルを獲得すべく、チーム強化を進める女子日本代表。アフリカ王者としてリオ五輪への出場を決めているセネガルを迎えての国際強化試合3連戦、その初戦が行われた。

立ち上がりはタフショットを次々と決めたセネガルが先行するも、日本はディフェンスで隙を見せず、オフェンスに転じればバランスの良い攻撃で主導権を握る。ポイントガードの吉田亜沙美がスピードとスキルでセネガルを振り回す。髙田真希、栗原三佳、そしてベンチスタートの近藤楓が得点を重ね、第1ピリオドで26-19とリードする。

第2ピリオドは近藤のスティールからの速攻でスタート。フィジカルを生かして攻めるセネガルを相手に、個人としても組織としても粘り強い対応を続けたことで、結果としてセネガルの持ち味であるパワーを、強引で精度の低いものにさせた。

第2ピリオドの半ば、本川紗奈生がショットクロックのないところから強引に打った3ポイントシュートをねじ込むと、三好南穂も3ポイントシュートで続いて36-25と突き放す。ベンチメンバー主体の時間帯もパフォーマンスを落とすことなく、むしろリードを広げたことで、日本代表の優位は固まった。

だが、セネガルも後半立ち上がりから気を引き締め直し、ペイント中心の攻めで6-0のランと反撃に出る。それでも髙田がセネガルのお株を奪う力強い仕掛けでファウルを誘い、フリースローを2本決めて相手の勢いを殺す。続いて栗原がクイックで3ポイントシュートを狙ったところをファウルされ、3本のフリースローすべてを沈める。さらに本川が3ポイントシュートを決めて52-41。セネガルを再び突き放した。

終盤に爆発したのが間宮佑圭だ。それまで体を張ったプレーで攻守を支えていた間宮だが、第4クォーターに入ってから鋭いドライブからの得点を連発。日本の勝利を決定付けた。

最終スコアは81-71。序盤を除いて常に日本がリードを保つ快勝だった。ゲームハイはセネガル代表のスコアラー、アストゥー・トラオレの19得点。それでも日本は栗原が16点、髙田が15点、間宮が14点。本川が11点、そして近藤が10点とバランス良く得点を奪った。

試合後、内海知秀ヘッドコーチは今日の試合をこう振り返った「オフェンスで80点を取れていることは非常に良いと思います。ただ、スタッツに出ているように、2ポイントの確率が43%、これはちょっと低すぎます。3ポイントの32%もちょっと低い。やはり3ポイントは最低でも4割近い確率、2ポイントは5割以上でいかないといけない。ディフェンスは60点台に抑えないといけないところで、そこは少し反省として残ります」

セネガルとの第2戦は8日(金)、小田原にて行われる。

チームトップの16得点を挙げた栗原だが、試合後は「決めなきゃいけないシュートを落とし、オフェンスリバウンドを簡単に取られたのは課題」と語った。

 

近藤は22分の出場時間で10得点をマーク。40分を通じてパフォーマンスを落とさない意味で、重要な役割を演じた。