クラウダー加入後のジャズはリーグ最少失点をマーク
ルーキーのドノバン・ミッチェルがリーディングスコアラーを務めるジャズの持ち味は、リーグトップクラスの堅守にある。生え抜きエースだったゴードン・ヘイワードが昨年オフにセルティックスに移籍して大きな戦力ダウンとなったが、限られた戦力を有効活用したチーム一丸の戦いで、4年連続のプレーオフ進出を達成できる可能性を残している。
そのジャズに今年のトレードデッドラインに加わったジェイ・クラウダーは、チームに加わるとすぐさまその実力を発揮。クラウダーが出場した直近7試合で、ジャズはリーグ最少失点(98.0)を記録している。守備と3ポイントシュートが武器のクラウダーは、昨シーズンまで所属したセルティックスの指揮官、ブラッド・スティーブンズとクイン・スナイダーに共通点があると言う。
『Salt Lake Tribune』によれば、クラウダーは3月2日に「スナイダーを見ていると、スティーブンズを思い出すね」と語る。「ブラッドはテクニカルなタイプのコーチで、彼はすべてをきっちり、シャープにこなすことを求める。クインも同じだね。ジャズのシステムは良いし、コーチが求める形の中で自由にプレーさせてもらっている。このチームの一員でいられるのは楽しい。彼の下でプレーできて幸せだ」
3月2日のウルブズ戦、クラウダーは、以前ジャズでプレーした父コーリー・クラウダーが見守る下で15得点を決め、116-108での勝利に貢献。これで西カンファレンス8位のナゲッツとのゲーム差を2に縮めた。西カンファレンスは3位のトレイルブレイザーズから10位のジャズまでわずか4ゲーム差以内にひしめき合う大混戦で、ここから毎日のように順位が大きく変動しそうだ。それだけに、リーグ25位の得点力(102.9得点)しか持たないジャズにとって、守備力がチームの勝敗に与える影響はさらに増す。
もしジャズが8位以内に滑り込むことができれば、堅守を誇るクラウダーが加わったチームを即機能させ、新たなチームケミストリーを短期間で構築したスナイダーの手腕が、あらためて評価されるはずだ。
Making dad proud ??
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— Utah Jazz (@utahjazz) 2018年3月3日