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13連勝もやるせなさが残る結果に

現在12連勝中のロケッツは、12試合で11勝とこちらも好調を維持しているジャズと対戦した。

ロケッツはライアン・アンダーソン、クリント・カペラ、エリック・ゴードンら主力選手を欠き、前半で最大15点のビハインドを背負うなど苦戦を強いられた。 それでも後半に自慢の攻撃力が火を噴き、守っては22個のターンオーバーを誘発して、96-85と逆転勝利を飾った。

ジェームズ・ハーデンが26得点11リバウンドのダブル・ダブル、クリス・ポールも15得点7アシスト3スティールを記録し、2枚看板が期待通りの活躍。 また第4クォーターだけで15得点の荒稼ぎを見せたルーク・バー・ア・ムーテに対し、ポールは「僕たちは互いを信頼している。ルークなら決めてくれると思っていた」と称賛した。

指揮官のマイク・ダントーニも「手駒が不足している中で活路を見いだした、今シーズン最高の勝利かもしれない。私は勝つ方法が分からなかったが、選手たちがそれを見つけたんだ」とチームを称賛した。

これでロケッツは連勝を13に伸ばし、2位ウォリアーズとのゲーム差はわずか0.5ではあるものの、西カンファレンス首位の座をキープしている。 

会心の勝利を収め、ロケッツとしては最高の一日となったが、ただ一人後味の悪い思いをした選手がいる。それはクリス・ポールだ。残り16秒、勝敗が決しポールがボールをキープして試合終了の時間を待つ場面でそれは起こった。コートサイドで試合を観戦していたハーデンの母とハイタッチをした際に、ラインクロスのターンオーバーをコールされたのだ。

ポールは泣き顔の絵文字を添えて、自身の感情を表現した。勝敗には関係ないものの、ポールのスタッツにはしっかりとターンオーバー1が追加された。 指揮官が「最高のゲーム」と振り返る素晴らしい試合となったが、ポールはやるせなさが残る一戦となった。