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トーマスの経験とプロ精神が若手のお手本に
チームメートになってまだ日は浅いものの、レイカーズのロンゾ・ボールは、アイザイア・トーマスから良い刺激を受けている。
2月23日のマーベリックス戦で復帰する可能性が高いと言われるボールは、22日の練習後、トーマスについて「何事も恐れない彼の精神はすごい」と語った。キャバリアーズとのトレードでトーマスが加入したことで、ルーキーのロンゾのプレータイムが減る懸念ばかりが報じられている。だがトーマスは加入後「彼と競争しつつ、多くの試合に勝っていくつもりだ」と語り、『大人の対応』を示した。
『ClutchPoints』によれば、ロンゾはトーマスに連絡を入れ、練習に誘ったとも言われている。トーマスは身長175cmながら1試合30得点近く決める能力があり、オールスターにも2回選出されている選手。また、レイカーズ最大の好敵手であるセルティックスでエースとして活躍した選手だ。熱狂的なファンが多いボストンの重圧に潰れることなく、逆に成長と勝利への意欲へと変えて、選手としての階段を着実に上り続けてきた。
今シーズンは股関節のケガで出遅れ、ケミストリー構築に失敗したキャブズから放出されてしまったが、その経験やプロフェッショナル精神は再建途中のレイカーズの力になるだろう。
プレースタイルこそ違えど、同じポイントガードとしてトーマスがロンゾにアドバイスできることは多い。ケガにより新人王争いから後退したとはいえ、ロンゾが1年目のシーズン終了までにトーマスから何を吸収できるのか、復帰後のパフォーマンスに注目したい。