大混戦の東地区、4チームがチャンピオンシップへ?
週末だけでなく、平日も熱戦が繰り広げられるBリーグ。今節は今日から月曜日までの4日間で試合が行われる。サンロッカーズ渋谷は今年初めてのホーム開催となり、墨田区総合体育館でレバンガ北海道を迎え撃つ。
すでにシーズンは折り返し地点を過ぎ、チャンピオンシップや残留プレーオフを見据える時期に差し掛かっている。そのため、1試合の勝ち負けが今まで以上に重みを増す。
チャンピオンシップに進出できるのは各地区の1位および2位のクラブと、各地区の上位2クラブを除いた12クラブのうち上位2クラブ。現在SR渋谷は21勝13敗で東地区4位、対する北海道は3ゲーム差で追う5位。もしのこのまま順位に変動がない場合、SR渋谷はワイルドカード2位でチャンピオンシップに進出できる。
今シーズンは『東高西低』の流れが強く、ワイルドカードの2枠を東地区が独占し、東地区6チーム中上位4つがチャンピオンシップに出場する可能性は大いにある。それだけに、直接対決の意味は重い。
SR渋谷の指揮官、勝久ジェフリーはこう語る。「まだ26試合残っている中で、どのチームが上がっていくか、下がっていくか全く分からないです。それこそ得失点や同じカードの成績が今後に響いてくると思うので、1点でも多く決めて勝つことが大事だと思います」
「自分たちが目指しているスタイルを作る」
その東地区は現在、3位の川崎から6位の栃木ブレックスまでわずか5ゲーム差と大混戦。キャプテンの伊藤駿も「アルバルクさんがちょっと抜けてますけど、他のチームは団子です」と話し、「ケガ人も戻ってきたので、ここから1段階ギアを上げてやっていかないといけない。かなり大事な試合」と今日の北海道戦を意識している。
北海道はチーム2位の平均11得点を挙げていたグレゴリー・ウィッティントンが退団するアクシデントに見舞われたが、A東京との対戦を1勝1敗で切り抜けるなど、その実力を証明した。
そんな北海道戦に向け勝久コーチは「2018年最初のホーム戦ということで、さらに自分たちが良いプレーをしなければいけないという危機感を持っています。1試合目の第1クォーターの出だしから自分たちが目指しているスタイルを作れるように気を引き締めて臨みたい」と語った。
ホームのSR渋谷が信条とする堅守を発揮するか。それともリーグ首位のA東京を破った北海道が、粘りのバスケを披露するか。注目の一戦は19時5分ティップオフとなる。