延期されたシーズン中に実施される可能性も
2020年のNBAドラフトはシーズン全日程を終えた後の6月25日に開催される予定だった。しかし、新型コロナウイルスのパンデミックにより2019-20シーズンが中断されたことに伴い、こちらも無期限延期となっている。ドラフト本番の前に5月にシカゴで開催される予定だったドラフトコンバインとロッタリーも同様に実施の目処が立っていない。
このNBAドラフトについて『New York Post』は「ドラフトの開催時期は8月末か9月初旬になる」と報じた。選手とクラブのオンライン面談を含めた、例年よりも規模の小さいドラフトコンバインも8月開催に向けて準備されているという。
NBAドラフトは通常NBAファイナルが終了してから1週間から10日後に開催される。ドラフトの日程から考えるとリーグは今シーズンを8月末から9月初旬までに終了したいと考えていたようだが、その実現はもはや困難だ。つまり、2019-20シーズンが再開されれば、それと並行でドラフトが行われることになりそうだ。
NBAコミッショナーのアダム・シルバーは今シーズンが再開されたとして、最長で10月まで引き延ばすと選手に伝えている。
ドラフト開催日が決定するのはNBAが正式に今シーズンの再開日を決定した後になり、今から1カ月後になる可能性もある。NBA選手たちの一部は球団の練習施設で自主トレーニングを開始したが、ドラフト候補生たちはもう少し自宅で待機する必要がありそうだ。
今年は目玉候補がおらず小粒と言われているが、それでも来シーズンの即戦力となり得る逸材はいるはずだ。彼にとってはNBAプレーヤーになれるかどうか、バスケットボール人生を左右する大イベント。彼らも状況の推移を固唾を飲んで見守っているはずだ。