ザック・ラビーン

今シーズンはジョーダン以来最多となる平均25.5得点

今シーズンのザック・ラビーンはキャリアハイとなる平均25.5得点を記録し、エースとしてチームを牽引した。それでも、シカゴで開催された2020年オールスターには選出されなかった。ラビーン本人は落選の理由がチームの成績不振にあると理解している。

『Hoopshype』とのインタビューでラビーンは自分がどれだけ得点を取ってもチームの成績が振るわなければ意味がないと話した。マイケル・ジョーダン以来最多の平均得点を記録したラビーンだが、チームは中断時で22勝43敗と低迷していた。

「(ジョーダン以来の最多平均得点のことは)言われるまで全然知らなかった。光栄だけど個人成績だけでは偉大な選手とは評価されない。チームが成功を収めなくてはいけないんだ。僕もそれを望んでいるし、ブルズがふさわしい位置に戻れるように頑張ろうと思う」

インタビュー中ラビーンはチームの勝利について熱く語った。「僕がこれまで学んできたのは、バスケットボールでは勝利が全てだということだ。僕が何が何でも勝ちたいと思っているのは、勝利によってみんなが恩恵を受けられるから。偉大な選手は全員そうしてきた。チームが勝てなければ試合で40点取っても勝利者と見られることはない」

「高校時代も大学時代も僕は常に勝利してきた。だからNBAでも勝ちたい。そうすれば正当な理由で注目してもらえると思う。僕は勝利を目指しているし勝てるようになりたい。スポーツで一番難しいのは勝ち方を学ぶこと。これまで多くを達成してきたけれど、NBAで達成することが僕のモチベーションになっている」

ブルズは先日エグゼクティブ・バイスプレジデントにアルトラス・カルニショバス、ゼネラルマネージャーにマーク・エバースリーが就任し新たなスタートを切ったばかり。チーム再建には補強と育成が欠かせないが、まずは今所属している選手やコーチがチームとして機能することが第一だ。

ヘッドコーチのジム・ボイレンには解任の噂がたえないが、今回のインタビューでラビーンが勝利への強い意欲を示したことは今後のブルズにとって明るい材料だ。