「兄弟がこの街を忘れていないのだと再認識した」
バックスのエース、ヤニス・アデトクンボはNBAでプレーする兄タナシスと弟コスタスとともに、新型コロナウイルスと戦う母国ギリシャに20,000枚のマスクを寄付したと『Euro Hoops』が報じている。
彼らが寄付したマスクはアテネとアテネ郊外にあるゾグラフという街に届けられる。ヤニスとタナシスはNBAでプレーする前、ゾグラフを拠点とした『EFAO Zografou BC』というクラブでプレーしていた。またコスタスも同クラブのジュニアチームでプレーしていたこともあり、ゾグラフは3兄弟とかかわりが深い街だ。
アデトクンボ3兄弟からの支援を受けて、ゾグラフ市の市長は感謝の気持ちを語っている。「アデトクンボ兄弟の寛大な寄付に心から感謝します。今は地球全体が困難な時期に差し掛かり、今後さらなる困難が待ち受けるかもしれません。彼らへの感謝はもちろん、今回の寄付により兄弟がこの街を忘れていないのだと再認識しました。新型コロナウイルスによる悪夢が消えた時には、ゾグラフ自治体はアデトクンボ兄弟の栄誉を称えたいと思っています」
彼らが寄付したマスクは、労働者や新型コロナウイルスの感染リスクが高い市民に配布されるとのこと。ヤニスはアメリカの家で自己隔離を続けていて、2人の兄弟もギリシャに帰国できない状況だ。それでも彼らはできる限りの方法で母国を支援している。